「日常」
たばこが日常だ
19で吸い始めた
20代後半あたりで
二度ほどやめたことがある
その時の二回とも
やめることに成功できた
ピタッとやめて
一年後
サラッと吸いはじめる
たばこをやめるには
兎に角
体内からニコチンを抜くこと
吸いたい気持ちは約5分
その間だけ我慢
30分、1時間、3時間
6時間、12時間、24時間
三度の食事の後も当然
これを繰り返す
3日、1週間、1ヶ月
3ヶ月、6ヶ月、1年
そして
三度目の禁煙から10年たった
1本吸ったぐらいでは
また吸いたいとは思わない
吸ってなかった頃の
幼い時の自分のつもり
結局は一生禁煙
今は吸わない自分が
日常になった
「あなたがいたから」
親父の話では
この家を建てて10年ぐらいたった頃
ある夜に家の柱の一本だけが
煌々と光っていて
翌朝
大工に相談し切り出してもらって
その中から俺が生まれたらしい
そして決まって母親が話す
この生い立ちの語りだしは
あなたがいたから
飛び出してきたの。
「好きな本」
昔ちょくちょく行ってた親戚で
そこのおじさんの好きな本を思い出した
当時小学生だった俺に
この本好きな本なんだけど
お前が大人になったら見せてやるよ
そう言われたことだけ鮮明に覚えいてる
おじさんっていっても当時20代半ばぐらい
時は流れて
自分もおじさんと同じくらいの年になった頃
久々にこの親戚の家に遊びにいった
おじさんは結婚して
もうこの親戚の家には住んで居なかったが
当時の部屋はそのままで
ベットの下を覗くとあった!
そのままの本が出てきた
ソフトカバーでタイトルは不明
パラパラとめくると
あっ
ざざっとチラシの切れ端が落ちてきた
チラシは
すべて女性の下着姿の広告だった
切り抜いたヤツや
そのままの折込チラシだ
え?
これって
当時のおじさんのおかず?
そっち方向に動き出しそうな自分の思考に
もうひとりの自分が止めるように
本を閉じた
好きな本って
本じゃないのか
「あじさい」と「あいまいな空」
若干ジメジメする時期かな
ほぼ毎日通る田舎の通勤路
この通り沿いの生垣は
高さ三メートル以上はある
農家さん宅の門のようだ
みどり一色の中に
紫と水色が混じった淡い色の顔
自分の背より高い位置にポツリ
その高さに裏側が気になる
日向と日陰どっち好きなのかなぁ
ほかの顔たちは日陰なのかな
日向のあじさいが見上げた先は
あいまいな空だよね
「好き嫌い」
正にこのアプリ
好き嫌いあるよねぇ〜
書きたくてインスト
なんかある程度書くと
満足?いや
いいね欲しくなる?
いや
そうだな
目的忘れちゃうのかな
自分が書きたいこと書けばいい!
意外とそれが難しいのかも?
何系で書く?
説明系
物語系
日記系
評論系
などなど
でも
他の人のを読むってなると
いいね
するしない?
そうなると
またそこに
好き嫌い