放浪カモメ

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8/23/2024, 2:15:20 PM

昼の賑わいが嘘のように闇に沈む浜辺は静まり返っている。
さざ波の音をBGMに、そっと線香花火に火をつけた。

/「海へ」

6/16/2024, 1:12:14 PM

拝啓、日差しも徐々に強くなり、夏の気配を感じられるようになってきました。
いや、暑いな?暑すぎるな?
この手紙を読んでいる君も汗をダラダラ流しながらこの文章を読んでいるのでしょうか。
もしそうだったら、水分ちゃんと取ってね。涼しいところに移動してね。無理は禁物だよ。命を大事に。

さてさて、私なんかのために遠くから来てくれてありがとう。長期休みでもないのに申し訳ないね。おかげさまでいい一周忌になったと思います。君に会えなくて残念だ。

そろそろ私のことなんか二の次にして、君は君の道を歩いてね

敬具


/「1年前」

6/15/2024, 4:30:01 PM

君が読んでいる本の表紙をこっそり覗いたんだ。
図書館で同じ作者の違う本を借りた。
話しかけるきっかけの1つになればいいと思って。


……この人の本、全部面白いな。

/「好きな本」

6/9/2024, 12:56:37 PM

東向きの窓。
凶暴な朝日を浴びて、また今日が始まる。

/「朝日の温もり」

6/8/2024, 3:36:17 PM

いつも過ぎた後に見えてくる。
選ばなかった道はきっといい道に違いない。

いつも過ぎた後に見えてくる。
選ばなかった道はきっと険しい道に違いない。

いつも過ぎた後に見えてくる。
私が選んだ道が最高の道。
ねぇ、そうでしょう?


/「岐路」

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