天国と地獄。良いか悪いか。明るいか暗いか。楽しいか苦しいか。白か黒か。
両極端で中間がない。
人々は死後、必ずどちらかに行くとされている。
良いことをしたら天国に行けるのか。
はたまた、なにかしてしまったら地獄に行くのか。
〜ができたから天国に行けるだろう。そう考えるのはなぜか難しい。だが、〜してしまったから地獄に行くだろう、そう考えることのほうは容易い。
私はどちらに行くのだろうか。
私のしてきたことを考え天秤に乗せたとしてもやはり地獄に傾くほうが想像がしやすい。
良いことをした記憶よりも、なにかしてしまったときのほうが記憶に残るためだろう。
神様、私はどちらに行くのでしょうか。
その答えを今、知れたらいいのに。
いつも夜空で見守ってくれている月。
街を照らして私達を導いてくれる月。
暖かい光で私達を包みこんでくれている月。
優しくて、安心感があって、幸せにしてくれる月。
お月さまのような人。
これは私の思っている先生に対するイメージだ。
ホッとするような笑顔で背中を押してくれる
大好きな先生。
だから私は信じたくない。
先生の人生があと少しだということを。
お月さま、生きる希望を捨てないで。
今度は私が星となってあなたを照らすから。
夜空に浮かぶ月へ、どうかお願いします。
私の真っ暗だった日常に、心に、
明かりを灯してくれたお月さまを助けてください。
"月に願いを"
降り止まない雨。
まるで、うつむく私の心を表してるみたいだ。
いつもはある傘も今は持っていない。今の私にはなにもないから、ただ濡れることしかできない。
この雨はいつまで続くのだろうか。もう止むことはないのかな。私の心はどんどん雲に覆われていく。
雨が強くなってきた。でも私は動けない。
どうすればいいの、濡れない場所にいかないと、
そう思うのに体は動いてくれない。
動けない私の横を通り過ぎる大勢の人たち。
光の宿らない目をして立ち尽くす私。
ただ刻々と時間は過ぎていく。
不意に冷えた体に温かさを感じた。
横を見たら私を抱きしめ一緒に濡れてくれる人がいる。
雨に濡れなくなった。
後ろを振り返ったら傘を差し出してくれる人がいる。
タオルをかけてくれる人、温かいものを持ってきてくれる人たちも。
見上げたら太陽が雲の隙間から顔を出していた。
まだ、雨はやんではくれない。けれど、
私の心は透き通った青い空の下、大切な人たちとともに太陽に照らされているように感じた。
あなたへ。
忘れないで、あなたはひとりじゃない。
必ずあなたのことを見守り、支えてくれる人がいる。
手を差し伸べてくれる人を大切にしよう。そして、
今度はあなたが抱きしめ、傘を差し出せるような人になろう。悲しみや不安を知っているあなたはとても優しく、心強い味方になれるから。自分の周りにいてくれる人を大切にしようね。
私より。
あの頃の私へ。
今、すごく苦しくてしんどくて、逃げたい、死にたいって思っているよね。学校にいけなくなったり、自分を責めてしまっているよね。
でもね、あなたが悪いことなんて1つもないんだよ。苦しく思うのは頼まれたことを全力でやり遂げようとしているから。しんどくなっているのは自分のことに目が向かないくらい相手の気持ちに寄り添っているから。
あなたはすごく優しい人なんだよ。
ただ、自分を大切にすることも必要なんだ。周りを見てみて。あなたのことを愛していて、大切に見守ってくれる人がたくさんいるんだよ。
逃げたいよね、逃げたって良いんだよ。死にたい気持ちもわかる。でも、死ぬという選択肢は取らないでほしい。だって私は今、こんなに楽しく暮らせてるんだから。
そりゃ、たまに苦しい、しんどいっていう感情が顔を出すこともある。けど、あなたは知っている。
あなたの味方がたくさんいることを。
縛られなくて良いんだよ。だって、ひとりひとり人生の物語が違うのは当然のことなんだから。
あなたはあなたの色で人生を染めよう。未来は明るいよ。
大丈夫、なんとかなる。
《逃れられない》
この言葉はマイナスなイメージが強いと思うのは
私だけだろうか。
捕まっているところから逃れられない、
苦しみから逃れられない。
逃げることは悪いことじゃないのに、
世間一般のイメージのせいで、
悪いことだと捉えられ弱い者とされる。
逃げたっていいんだ、
苦しみから不安から逃げて何が悪い。
本当に苦しんでる人こそ逃げられない。
逃げるタイミングを逃してしまったら、
その人の心や体が壊れてしまう。
壊れたら治すのに長い時間がかかる。
その人が楽しむはずだった時間が減ってしまう。
勇気を出して逃げてみよう。
大丈夫、なんとかなる。