私の嫌いな匂い
この匂いだけはすごく嫌い
貴方のことを思い出すから
もう吹っ切れたけど甘ったるい香水の匂いを嗅ぐと
貴方のことを思い出してしまう
せっかくの煙草の味も不味くなる
外で難しい顔をしながら貴方との思い出を思い返す
手に届かないような存在の君
いつも君を眺めることで精一杯だった
そんな君が僕に話しかけてくれた
その日は特別な日になった
そんな君が突然僕のところに訪問にきた
両思いだったことが分かって嬉しかったよ。
君に触れることは二度と出来ないけれど
君のこと雲のうえから見守るからね
だから泣かないで欲しいな。素敵な笑顔でいてほしい。
これが僕からの最後の伝言。
君が素敵な笑顔を最後に見れてよかった。
そして来世でまた会おうね。
夜にひたすら海をみていたあの日。
満月に照らされた海はとても綺麗だった。
私はただひたすら海を眺めていた
海に引きずり込まれそうな感じがした
そして「海の1部になりたい」と思った
少しして自分の頬が濡れていることに気づいた
無意識のうちに涙が目からこぼれ落ちていた
私は海に向かって走った
海の上を走れるような気がした
鳥のように「空を飛びたい」と思ってしまった。
何も考えずに自由に空を飛び回りたい
叶わぬ願いだがいつか飛べる日が来るといいな
そう考えた瞬間僕は「飛んだ」
一瞬だけ飛ぶことが出来た。背中に羽が生えた気がした。
嬉しかった。
そしてそのまま空を見上げながらゆっくりと落ちていった
貴方と別れ話をしたあの日
泣きながら私の気持ちを伝えたけれど
貴方は私の目も見てくれなかった
「さよなら」を言う前に貴方に酷い言葉を沢山言った
感情的になってしまい貴方を傷つけてしまった
ほんと自分勝手だよね私って
「さよなら」を言う前に伝えたかったの
貴方のことが「大好きでした。」ってことを。
けれど私が「さよなら」を言う前に貴方が先に言っちゃった
「さよなら」幸せになってね。って。
私は貴方に背を向けて涙ぐんだ声で「うん。貴方もね。」
って言った。
そして「大好きでした。」って言葉は私の心にしまった。