あなたがいたから世界が輝いて見えた。
そんなカッコつけたこと言わないから聞いてよ。
あなたと居たい。
少年少女、若者たちには未来がある。だからいい将来を見せてやろう。そのために進化していこう。発展を目指そう。発展目指して労働させて、汚い空気吸わせて。未来は今曇り始めてるよ。誰か気づいて。
まあ気づく頃には遅いしもういっか。
そう諦めてったからこうなってるのかもね。
もういい加減離れてくれ。頼む。俺より良い奴なんて沢山いるじゃないか。
いないわ。あなた以上の人なんて!だからお願い、どこにも行かないで。
もう限界だ。無理なんだよ。
なんでよ!!私はただあなたと一緒にいたいの。あなたの近くにいたいの!
それが無理なんだ。これが最後だ。じゃあな。
って言って貴方は1年前離れていこうとしたわよね。
今でも覚えてるわ。
でも私は逃がさなかったのよね。ずっとあなたが好きで写真撮って見てたのよ?今更諦められるわけなかったの。今では一緒に暮らせて幸せよ?貴方はどう?そっか喋れないものね、でもだいたい言いたいことはわかるわ。あなたも幸せなのよね?良かったわ。私の想いが伝わってて。
僕はあいまいな空が好き。
僕は空が好きだ。美しく綺麗で、見ていて飽きない。ずっと見ていたい。そんな空の写真を撮ることが大好きだ。空の写真を沢山持っている。輝いているところも、曇った表情のときも...。色んな空を僕は知っている。最近では動画を撮るのにもハマっている。友達に言われたんだ、
「空の動画を撮るの?」
「うん」
「聞いたことないな。」
「でも大好きなんだ。動画にすることによって空を細かく見れるんだ!分析できるんだ!」
「怖いよ。まあ程々にね。」
理解されないなんてわかってた。
でも僕は撮り続けた。
ある日知らない人達が僕の部屋に来た。
警察だってさ。なんでだろう、僕が頑張って撮ったコレクションたちを全部持っていく。空が取られていく。腹立たしかった。僕が一生懸命撮った可愛い空をビリビリ剥がしていく。
そして僕は聞かれた。
「いつからこんなストーカーをしているんですか。」
「ボクハズットアイマイナソラガダイスキナンダ^^」
いつもここから見てるよそら。また撮りに行くから待っててね。
あじさい。
私はクラスが嫌いだ。だから一人一人を花と虫に区別している。嫌いな子は虫、ほかは花。嫌いな虫たちはいつも私の邪魔をする。耳元で大きな音を出しながら飛んで生きている。話したこともない虫なんて嫌いに決まってる。花達は虫に蜜というご飯を与えながら静かに生きている。私にとって虫にいい所は無い。もちろん私にとっての話だ。誰かにとっては大切でいなければいけない存在である。花だってそうだ。私にとって害はなく、話していて癒される花だってある。
私の友達にはあじさいちゃんという子がいる。
その子は笑顔が素敵で、元気な子だ。
ただある日、他の子の所へ言ってしまった。移り癖がある。言ってしまえば浮気のようなものだ。
そんなあの子は、私の知らないところで毒を吐く。
等々私の知ってるところで毒を吐くようになった。目に見える形で、溜めていた毒を。その毒は徐々に回っていく。私を蝕む。ただ痛くは無い。美しく、今までの思い出を思い出させてくる。涙を流し私は朽ちていく。そんな美しく悲しい毒を持っているあじさいちゃん。今貴方は誰のどこの庭で咲いてるのかな。毒、吐いてないかな。心配している毒された私。見た目だけで虫を嫌っている私にはちょうどいい天罰だろう。
貴方はどう?
見ただけで虫を嫌って。みんなが好いているから花が好き。そんなことしてない?どちらもちゃんと中身を知ること。そんな思いを私は種にして後世に繋いでいく。色んな人が見に来てくれるといいな、踏まれないかな、なんて考えながら。そう言って私は最後の1枚のあじさいの花びらを落として朽ちていった。