人生に疲れて堕落していく日々を過ごす。
ベットに寝転がって天井を眺めていると、視界の隅にあるスマホが見えた。
久しぶりに何か見ようかと手を伸ばした。
すると、とある友人からのメールが来ていた。
内容はざっくり言うと、今の生活について、自分の今の生活はどうか、などだった
今、世界を旅しているらしい
色んな絶景を探して、
自分と全く違うな、
今の自分を聞いたら呆れるかな…
などと思いつつ返信をした。
今の生活について、どんな反応をするのだろうか
数時間後、返信が来た。
写真だ。
見たことの無い景色がそこにはあった。
続けて、一言添えられていた。
世界は広い、と
それを見た瞬間何か新しいナニカが芽生えた…と、そう感じた。
数ヶ月後、その友人が家に来た。
そして、言うのだ。
一緒に、行こう世界を見に。
差し伸べられた手を自分は掴む。
まだ見ぬ景色を探しに、
友人が送ってくれたあの写真のような
美しい場所を。
星のカケラ
きらきらしてて、神秘的なもの
いつかお空へ返してあげたい。
あの満点の夜空、ともだちのところへ
どこからか聞いたことがあるハナシ
ヒトはしんじゃうと星になるんだって。
いいなぁ。
あんなにも輝いていて、みんなにみられて
星のカケラと一緒に、あそこに行こう。
ばいばい
自分は思う。
幸せは誰にでもいつかは来る、と
人生を諦めない限り誰にでも平等に来るものだ。
だけど、途中、辛いことがあるだろう。
辛いの辛に一を足すと幸せの幸になる。
これは、綺麗事だが、辛くて大切な事を見失うかもしれ
ない
でも、諦めないで欲しい。
見えてないだけで、知らない事が沢山あるから。
逆に、幸せの幸から一本とったら辛いと辛になる
つまり、幸せはすぐ壊れてしまう。無くなってしまうの
だ。
急な経験談だが、小四の頃だったか、ずっと一緒にいる
と思っていた母の方がある日、姿を消した。
離婚だ。
自分たちに離婚するなど言わず、家を出るとも言わず、
でも元気に生きている。
幸せとは、不安定なもの。
そもそも幸せを定義する必要は無いかもしれない。
人それぞれだもん。
ま〜、でもいざ幸せかを考えてみても分からない。
ちなみに自分は、普通でただ生きて働いて、
働いた金で好きな事をする。
そんな平凡な生活がしたい。
幸せとは…つまり人それぞれ!!!(大事なので二回目)
目を瞑り 時間が流れていくのを感じる
何もやる気が起きないままこのまま寝てしまおう。
そして目を覚ます。
気付けば周りはもう暗くなっていた。
自分は寝ていたのだな。
全く気付かなかった。
とりあえず外の空気を吸いたい。
そう思い、ベランダへと歩を進める。
人によるだろうが、寝起きでの肌寒い風は心地よいと感じている。
ベランダに着いた。
この家からは海が見える。
この海は、太陽や月の光が反射している時は特別というか、何か……そう、感じる
だが、たまに恐怖というか、ちょっと違うけど…恐ろしく感じてしまう。
今は無いが。
ま、この話は気にしないでくれ。
よくベランダでイスに座り、景色を眺めているので、もう見慣れてしまった海。
眺める前に、飲み物が欲しい。
とりあえず、ココアを作りにキッチンへ行き、作り始める。
まぁ、簡単なんで、すぐに作れるよね。
足早にベランダに戻り、ココア片手にイスに腰掛け、また寝た。
次に目が覚めると少し周りが明るくなっていた。
イスから立ち上がり、海を見る。
ちょうど太陽が出てきている。
実物では初めてだ。
太陽の光が海面に反射しているせいで、いつもの色が暖かみを帯びているな〜と、思った。
そして親に感謝するのだ。
海の近く…いや、海の見える高い場所に家を建ててくれてありがとう!、と