現実からは決して逃れられない。
それは、紛れもない事実で。
私達を喜ばせることもあるけれど苦しませることもある。
人はそれぞれ人生の中の分岐点があると言うけれど上手く転ぶかは分からない。
私は何度も分岐点に立たされてもうヘトヘトだ。
でも、人生は続く。
これが現実だ。
だからなのかな。
私達は自分を軽はずみ消し去ろうとしてしまう。
それぞれ悩みもあって考え方も環境も違う。
それでも、根本は同じだと思う。
生きてる理由が分からなくなって。
絶望して。
泣いて。
苦しんで。
恨んで。
もがいて。
悩んで。
追い詰めて。
もう、無になりたいと願う。
それでも時間は止まってくれなくて進み続いて。
1人。ぽつりと取り残された気分に落ちるのだ。
周りの人達がキラキラ光って見えて自分はすす汚れたまま成長できずにあの日のまま止まっている。
そんな事実を目の当たりにすると腹が立ってまた絶望する毎日。
結局前に進む気力も無くなる。
でも、そんな時にも人生において分岐点がある。
変わるか変わらないかは自分で簡単に選ぶことが出来るし遅かれ早かれ関係ない。
今の自分が受けいれられないのなら、自分を受け入れれる自分になるしかないのだ。
少しづつ。
私達は変わっていけるはずだ。
自分を大切にできたらなら。
いつか人生というものを知れる日が来るはずだ。
【⠀逃れられない⠀】
「また明日」
この言葉は呪いなのか願いなのか。
人はいつどうなるかなんて予想もできないし突然起こる未来に身構えもできない。
だからこそ、また明日という言葉は軽く言われるが私は重い言葉だと思う。
明日は本当に来るのだろうか。
無事に明日を迎えられるのだろうか。
大好きな人達にまた明日会えるのだろうか。
そう考えてしまうのだ。
人の時間は無限ではないし終わりはいつか迎える。
だからこそ、何気ない日が幸せなのだ。
明日があると今を後回しにしていいのかと。
歳を重ねる度私は思い知るのだ。
職場の人。
友達。
家族。
当たり前に周りにいる人達に感謝を。
口にだして。
行動で示して。
そう、努力していかなければいずれ私は後悔する。
疎かにしがちだが、もう一度言おう。
人の時間はそれぞれ限られている。
その中で私達は生まれ出会い共に過ごし生きている。
嫌いな人。
好きな人。
大切な人。
様々な人がいる中で。
私達は毎日また明日と言い合う。
それがどれほど幸せか。
それがどれほどの願いか。
それがどれほどの呪いか。
何気ないこの一言に色んな感情がある。
風に乗ってあなたの元へ。
私達もまた明日ここで会えるといいですね。
【⠀また明日 】
私の容姿は綺麗じゃないし性格だって良くない。
友達だって多くないしこれといった趣味も無い。
夢も無いし彼氏もいない。
今年で24歳になってしまう私は一体これからどうすればいいのかとよく考えるようになった。
多分、こんな風に考えてるのは自分だけでは無いだろうか。
きっと、みんな考えてることだと思う。
自分が何者なのか。
自分はどうなりたいのか。
自分はどうしたいのか。
人生の中の目標や夢や挑戦。
頭の中では分かっているつもりだ。
でも、簡単では無いことが分かっているからこそ諦めたり悩んだりもがいてる途中でなかなか前へ進めないのだ。
これじゃダメだと。
今のままじゃダメだと。
分かっている。
分かってるが、日々に疲れてしまっている自分がいる。
どうしたものか。
そんな私を甘いだとか弱虫だとか厳しくいう者もいる。
そんなのは言われなくても痛いほど分かっている。
でも、焦ってもしょうがない。
私は私で他人は他人。
私は自分のペースで生きたい。
生き急ぎたく無い。
そんな自分が好きだし例え後から後悔しても自分が決めたことだから。
自己責任だと百も承知だ。
毎日自分を見つめ直し私は何が出来るかを問い続けている。
未来は不安だが今未来がわかる訳では無いしこれからどんどん変わっていく事もあるだろう。
私は恐れていたのかもしれない。
変わることを。
未来を。
でも、今はどうにかなると。
今考えても仕方ないと思うようにしている。
変わる自分を恐れるな。
変わる環境を恐れるな。
変わっていく未来を恐れるな。
変わることは必然で必要事項なのだから。
薄暗い所に自分を押し込める必要は無い。
透き通った透明な水に飛び込むように。
時に抗い時に身を任せればいい。
私は自分という人物を探し求めるだろう。
私は自分が生まれた意味を探し続けるだろう。
私は自分の価値を付けたがるだろう。
だが、それは私だけではないしあなただけではないと頭の片隅に入れておくと少し生きやすくなる。
私がそうだったように。
あなたも1人ではないということを知って欲しい。
【⠀透明 】
人生に後悔は付き物だ。
後悔しない人生なんてきっとどこにもあるはずない。
ぶっつけ本番で生きてる私達は良くも悪くも人生という道に迷子になりがちだ。
立ち止まって進んで戻って。
選択肢は無限大にある。
私は立ち止まってばかりだ。
でも、私だけが迷ってばかりではないことを知っている。
みんな平気な顔をしているけれど心の裏ではきっと苦しんでいることを知っている。
一人ひとり、違う人生を歩んでいる。
ぽっかり空いた穴を必死に埋めるように私達は生きている。
取り繕ってばかりいてたまに笑顔の作り方すら忘れて。
1人で泣く日々。
後悔しても戻ることは無い。
こんな人生ならいっそ辞めてしまいたいと何度思ったことか。
でも、なんでだろうか。
今もこうして生きている。
私は問いたい。
皆さんは、なぜ生きていますか?
生きる意味は?
生きる目的は?
生きる糧は?
私はここにいてもいいのでしょうか?
なぜ私は生まれてきたのか?
何となく息をして毎日を過して。
私は一体何がしたいのだろうか。
私は一体何が出来るのだろうか。
永遠に続く疑問と葛藤。
自分に鎖をして頑丈な南京錠をかける。
いつ抜け出すことが出来るのか。
それは、まだ分からない。
【⠀後悔 】
昔、家が嫌で親が嫌いで何もかもどうでも良くて目的地も無く1人で夜道をただひたすら歩き続けたことがある。
ぽつぽつと立っている街灯。
それすらない道は月明かりを頼りに歩いた。
どこまでも続く真っ暗な闇。
どんよりと、でも、どこか安心するような夜風が私の背中を押した。
このまま風に身をまかせてこの歩道橋から飛べないかなと馬鹿なことも考えた。
でも、結局出来なかった。
やれっこなかった。
とぼとぼと歩いて歩いて歩き疲れて、結局みんなが寝静まった家へ帰るのだ。
姉のように綺麗でもなくて要領も悪い。
妹のようになにか目標がある訳でもなく勇気もない。
きっと、あの時の私は周りと比べて葛藤して絶望して嫉妬していたのだ。
今なら馬鹿らしいと言えるが恥じてはいない。
昔の私がいたからこうやって今の私がいるのだから。
今も時々私は昔の私になる時がある。
変わった部分と変わらない部分。
それは誰しもあると思う。
変わりたいともがいてもがいて疲れて。
迷って止まって進んで戻って。
それでもいい。
それでいい。
そうやって生きていく。
それが私だから。
そう言い聞かせなきゃ生きてはいけない気がする。
夜月を眺めながら歩いていると昔のあの日を思い出す。
あの思いを忘れぬよう。
今を生きる。
【⠀風に身をまかせて 】