-イルミネーション-
今日は、君と最後のデートの日。
君の方が綺麗だ。
なんて、ベタなセリフが頭をよぎる。
僕が言う資格なんてないのに。
本当は、僕は、2番目なんでしょ?
知ってるよ。
君には、忘れられない人がいるって。
やっぱり、僕じゃだめだったんだね。
でも、最後くらい、かっこよくいさせて、、
綺麗な景色の中、君に、
最後の綺麗な嘘をつこうと思う。
「他に、好きな人が出来た。別れよう。」
-眠れないほど-
あなたの隣が誰であろうと、
幸せなら、それでいい。
ただ、あなたの幸せを祈ってる。
こんな風に、私の幸せを
誰か祈ってくれてるのだろうか。
孤独。
それが、深夜の私の中を染めていく。
「幸せってなに?」
-距離-
幸せにしてくれるんじゃなかったの?
君以外に私の隣が似合う人なんていない。
もっと君の隣で、思い出を作っていきたかった。
こんなに近くにいたのに、
君の気持ちに気づけなかった。
ごめん。
「幸せになって。」
-泣かないで-
なんか、急に死のうって思ったんだ。
今しかないって。
楽になれるって。
気づいたら、君に触れられなかった。
君を幸せにするって約束したのに。
ごめん。
「幸せになって。」
-セーター-
違う「夢」だけど、
同じ「合格」というスタートを目指してる。
周りの人は、スタートの後のことを語るけど、
今は、スタートまで届くか分からない。
不安に押しつぶされてる日々。
上がらない点数。変わらない判定。
今を生きるので精一杯。
頼むから、完璧を求めないで欲しい。
こうやって、自分を追い込んでいく。
自然と涙が溢れてくるまで。
ただ、ここで辞めたら、今までのものがなかったことになる。
また、自分を奮い立たせる。
こんな日々を、私は求めていたのか?
その答えは、スタートに立ってから分かるのかもしれない。
色々な感情の波にのまれても、また弾いていく。
「一緒に、最高の景色を見てみるか?」