-声が枯れるまで-
どうして、みんなパパとママをいじめるの?
ほんとうは、やさしいんだよ。
ぜんぶ、ぼくがいけないの。
ときどき、すごくこわい。
でも、となりのおばちゃん、みないふりしたの。
きょうもふたり、かえってこない。
おなかすいたよ。さみしいよ。ママ、、パパ、、
「だいすきだよ。」
(5歳男児虐待死)
近所の方)声が枯れるくらい泣いていました。
「どうすれば、この悲劇は無くなりますか、」
-秋晴れ-
白黒な日々が、急に彩られた。
白馬に乗った君に。
これは、かぼちゃのなる季節の事だった。
「ありのままの私を、愛してくれますか。」
-忘れたくても忘れられない-
君と目が合ったあの日。
君と同じクラスになったあの日。
君と席が近くなったあの日。
君が優しくしてくれたあの日。
君が連絡先を交換しようって言ってくれたあの日。
君の試合に応援しに行ったあの日。
君が手を振ってくれたあの日。
君が連絡をくれたあの日。
君が相談に乗ってくれたあの日。
君と席が離れたあの日。
君が私と距離を置き始めたあの日。
君と離れたあの日。
君に告白しようか悩んだあの日。
君に思いを伝えないことを決めたあの日。
君に思いを伝えなかったことを後悔したあの日。
君以外の人を好きになろうとしたあの日。
君しかいないって思ったあの日。
「すべてが、君だったあの日々。」
-やわらかな光-
朝7時。
ゆっくりと目を開け、起き上がろうとする。
また、起き上がれない。今日もか。
起立性調節障害。
体は、私の言うことを聞かず、
心は、私を責めてくる。
どうして、自分は、
起き上がることすら、できないのだろう。
そう思っていると、
時間はどんどん過ぎていき、
やっと起きれた。
カーテンを開け、外を見つめる。
まだ、ぼーっとする私をゆっくり包んでいく。
「君がいてくれて、良かった。」
-鋭い眼差し-
私が歩いてると、みんな不思議そうに見てくる。
本当に見てるかは、分からないけど。
私は、目が見えない。
なりたくてなった訳じゃない。
でも、これが私の「普通」。
彼と歩いてると、みんな笑ってくる。
私たちを見て、笑っているのかは、分からないけど。
僕は、男が好きだ。
嘘をつくことだってできる。
でも、これが僕の「普通」。
鋭い眼差しで、見られていたとしても、
これが、私の「普通」であり、「人生」である。
あぁ、今日も生きてた。