日の出
10年以上前、友人たちと初日の出を見に行った。
みんなで見た日の出はとても印象深く今でも記憶に残っている。
時が経ち、それぞれ家庭を持ったり、仕事が忙しくなり疎遠になってしまった。
今年、新年を祝うメッセージを送った。
返信が来ない事態を想定してもいたが幸い返事が帰ってきた。
彼らとはもう初日の出を一緒に見に行くことはないのかもしれない。
それでも、彼らとの楽しかった思い出が僕の人生を彩ってくれることを忘れずにいたい。
今年の抱負
今年はうんこを漏らさないように注意したい。
オナラをしようと思ったら、オナラとは異なる怪音が実物を伴い出たことが多々あった。
アルコールと油物の取り過ぎにも気をつけるよう自戒する。
取りすぎると脱糞に直結してしまうのだ。
僕の肛門括約筋は最近活躍しなくなったので節制に勤しまなければならない。
幾度となく漏らし情けない思いを繰り返してきた。
年を重ねれば自動的に立派な大人になると思っていたが間違いだった。
少なくともうんこを漏らさない大人になりたい。
宝物
僕の宝物は甥っ子が書いてくれた僕の似顔絵だ。
生まれた時から見守っていた甥っ子がこんなに複雑な絵を描けるようになったのだともらった時に感動した。
僕が甥っ子を見る眼差しはとても優しいものだと言われたことがある。
僕も優しい眼差しを受けてきたから、ここまで大きくなれたのだと甥っ子を通して実感する。
秋風
僕が高校生の頃、同級生と一緒に帰っていたとき、冷たい秋風がピュンと吹いてきた。
寒いねと言いながら僕の腕に捕まってくる同級生。
僕は緊張で一気に体が熱くなったのを今でも鮮明に覚えている。
また会いましょう
僕には3歳になる甥っ子がいる。
家に遊びに行くと必ず抱っこやおんぶをせがまれる。
腰が痛くなるまで続ける。断ればいいのにしないのは、帰る頃になると甥っ子が泣きそうな顔で通せんぼしてくるからだ。
僕に帰って欲しくないらしい。
また来るからねと毎回約束している。