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10/29/2023, 4:57:55 PM

もう一つの物語

僕はいわゆる高校デビューというものをしようとした。
今までの自分とは違う生き方をしてみたかったのだ。

けれど失敗した。途中で生きづらく辛くなってしまった。
もう一つの物語を紡ぐことはできなかった。

無理矢理違う自分を演じても苦しくなるだけだ。
結局、今の自分の生き方が一番生きやすかったと後になって気づいた。

10/28/2023, 10:34:21 AM

暗がりの中で

昔デートで富士急のお化け屋敷に行った。
暗がりの中で頼れる姿を見せたかったのだ。
彼女がお化けを見て叫ぶ可愛い姿を見たかったのもある。
だが叫んでいたのは僕だった。
本当に怖かったのだ。
彼女からは可愛い姿を見たと笑顔で言われた。

10/27/2023, 12:47:30 PM

紅茶の香り

ある特定の紅茶の香りが鼻腔にとどまると、昔、付き合っていた人が好きな味だったと思い出す。

僕はその紅茶の名前も既に覚えてない。
けれど、懐かしさとともに切ない気持ちが僕の心に去来する。
僕の心と鼻が彼女との思い出とまだリンクされているのだ。

10/26/2023, 11:37:58 AM

愛言葉

好きな人からもらった思いやりのある言葉は、ただの言葉ではない。
どんなに疲れていてもとてつもない力が湧いてくる。
確かな力を持った愛の言霊だ。

10/25/2023, 12:40:38 PM

友達

友達になった異性を後から好きになると、告白へのあと一歩が踏み出せなくなる。
今の関係を壊したくないから。

時間は緩やかに確実に進んでいくのに、僕たちの関係は一向に進まないまま。

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