ごめんね、でも君もわかってたでしょう？
終わりがあることに、
永遠なんてないこと

だけどすぐに、思い出になんてできないや

「俺さ、好きな人できたんだ」

どうして、こんな日に限って
星空はこんなにも綺麗なんだろう。


「そっかぁ…応援してるね」

星のように手が届きそうで
ずっと届かなかったのは、君には好きな人がいたからで。それをどこか気づいていた私。

このまま、もっと離れていけば
見えなくなるのかな。

君の好きな人は

きっと、あの子だと思うこと

あの子に向ける顔は

私とは全然違うこと


だけど、私に優しくしてくること
恋の行方が全くわからない。

振り返らないで

君は真っ直ぐに歩いて

振り返るのは、私だけでいいから。


どうか私の見えないところで

幸せになって。

君の髪を照らし

ふわっと香る甘い匂い

優しく君は微笑む

小悪魔みたいな君に恋した。