永遠なんて、ないけれど 波音希星作

永遠なんて、ないけれど
君と歩いた道の音が
いまも心に響いてる
季節を越えて　風に溶けて

時はすべてを変えてゆく
約束さえも色褪せるけど
君の瞳に映った僕を
忘れることはできないから

儚さに怯える夜も
不器用に笑った朝も
手を重ねた　その温もりが
未来を信じさせてくれた

永遠なんて、ないけれど
ひとつひとつを抱きしめた
短い瞬間が積み重なって
僕らの物語になる

だから今を失くさないで
君とここで生きていたい
涙も痛みも抱えたままで
それでも光を探してる

永遠なんて、ないけれど
君といた奇跡を信じたい
心が覚えているかぎり
終わらない歌になる

涙の理由 波音希星作

静かな夜に　ひとりきり
頬をつたう雫は　止まらない
笑顔の裏に隠した言葉
誰にも届かず　消えてゆく

弱さを見せたくなくて
強がりばかりを重ねてた
けれど心は叫んでる
「わかってほしい」と
涙の理由は　寂しさだけじゃない
君に出会えたこと　愛せたこと
溢れる気持ちが　形をなくして
透明な想いに　変わってゆくから

歩いた道の記憶たち
誰も知らない痛みを抱いて
見上げた空に問いかけても
答えは風にさらわれる

願いが遠くてもいい
心が向かう方を信じたい
流れる雫のひとつずつ
未来へつながる

涙の理由は　諦めじゃなくて
明日を信じたい　強さになる
悲しみの果てに　光を探して
新しい私を　始めてゆくから

涙の理由が　愛を映すのなら
流した瞬間さえ　大切にしよう
君に伝えたい　この心ごと
もう隠さないで　抱きしめて欲しい

コーヒー☕が冷めないうち波音希星作

窓辺に差し込む　朝のひかり
テーブルの上　白いカップ
君と過ごす　ささやかな時間が
一日のはじまりを　優しく飾る

コーヒーが冷めないうちに
君に伝えたい言葉がある
ありふれた日々の中で
かけがえのないぬくもりを

雨音に揺れる　午後の景色
ふたりの影が　少し近づく
黙っていても　心は通う
小さな沈黙さえ　宝物になる

コーヒーが冷めないうちに
笑顔をそっと交わしたい
未来はまだ見えなくても
一緒なら歩いてゆける

僕と一緒に 波音希星作

君が泣きそうな夜も
俯(うつむ)いて歩く朝も
その手を離さないから
光を探しに行こう

僕と一緒に　夢を見よう
どんな未来も怖くない
君の笑顔が道しるべ
いつまでも　そばにいるよ

雨に濡れた記憶さえ
きっと虹に変わるから
遠回りも抱きしめて
新しい景色へ行こう

僕と一緒に　歌を歌おう
同じリズムで歩き出そう
君と僕が重ねた声
世界を優しく包む

孤独を越えて　希望を抱いて
つながる心　永遠に

僕と一緒に　夢を見よう
どんな未来も怖くない
君と僕で描く空に
輝く星　咲かせてゆこう

もしも世界が終わるなら 波音希星作

もしも世界が終わるなら
最後の空を君と見上げたい
崩れてゆく光の向こうで
手を離さずに　ただ笑おう

君がくれた温もりが
この胸にまだ灯ってる
たとえ時が止まっても
愛は消えない

涙も悲しみも
風に溶けて消えてくよ
終わりが訪れるその瞬間
君の名を呼ぶだろう

もしも世界が終わるなら
願いはひとつ　君のそばで
心が響き合う奇跡を
最後まで信じていたい