黎明。

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4/6/2024, 8:50:18 AM

会社からの帰り道ふと見上げた空。
きっと普段と何ら変わらない星空なのだろう。
それでも私には特別綺麗に見えた。

いつから私は空も見ずに過ごしていたんだろうか。


星空の下で無邪気に夢を語っていたあの頃を思い出す。
今では考えられない程ひどく幸せな時だった。
昔に思いを馳せいつぶりかに見た空に思わず涙ぐんだ。




ー星空の下でー

4/4/2024, 6:17:36 PM

それでいい それでいいんだよ
貴方はそれでいい

苦しくて逃げたくなっているでしょう
辛くて閉じ籠りたくなっているでしょう
何もかも放り出したくなっているでしょう

それでいい それでいいんだよ
貴方はそれでいい

苦しいなら逃げてしまおう
辛いなら閉じ籠もってしまおう
何もかも放り出してしまおう
一回楽になろう


過去の君へ、
それでいい それでいいんだよ
君はそのままでいいんだよ




ーそれでいいー

3/24/2024, 9:32:57 AM

誰かの特別になりたくて
必死に良い子を演じてた
無理に笑って我慢して いつも良い子を演じてた

いつしか私は便利屋に みんな私を頼ってた
いつしか私の周りには 人が沢山集まった
これできっと誰かの特別に

ある時突然限界に 良い子を演じて疲れ果てた
辛くてみんなに相談した 誰も話を聞かなくて
どんなに良い子を演じても 誰も私を見なかった
どんなに自分を殺しても 誰も私を見なかった

限界だった私はある日突然飛んじゃった
誰の特別にもなれなかった




ー特別な存在ー

3/22/2024, 8:52:33 AM

人が滅多に来ない開けた野原
僕らのお気に入りの場所

今日もいつも通り
二人で並んで空を見上げる
近くに街灯も建物もないこの場所は
空がよく見える
無数の星空に一筋の光が流れる

何をするでもなく
ただひたすらに空を見上げ続ける
走る車の音も人の声も聞こえない
なんだか世界で僕ら二人ぼっちになったみたいだ




ー二人ぼっちー

3/21/2024, 6:55:42 AM

死にたいと願いながら生きる僕
死なせないと辛い顔で笑う君

夢の中で会える君はあの日より髪が伸びて
少し大人っぽくなった

僕の中では時間は止まったのに
君はあの日から進んでいる
君は強い人だった
常に笑って優しく強い人だった

今日も君は辛そうな顔で笑って
死なせないと言う
そんな君の為に僕はまた
死にたいと願いながら生きていく


夢が醒める前に君を強く抱きしめ目を開ける
頬には一筋涙の跡があった




ー夢が醒める前にー

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