2/15/2024, 5:50:20 AM
料理の苦手な君が唯一キッチンに立つ日。
毎年君の作る少し不格好で
甘さが控えめなスイーツが私は楽しみなのだ。
私が食べる横で不安そうな顔で見つめる君が。
"美味しいよ"と言うと安心したように頬を緩める君が。
私は愛おしくて仕方がない。
年に一度だけ君の料理が食べられる
この日が私は特別幸せに感じるのだ。
来年も君のスイーツがまた食べたい。
ーバレンタインー
2/11/2024, 9:16:04 AM
誰もがみんな悩み苦しんでいる。
悩みや苦しさの程度は人それぞれ。
それでもみんな必死に毎日を生きているのだ。
私はそんな毎日に疲れてしまった。
そろそろこの人生を離脱しても良いだろうか。
なんて考えてしまう私は愚かでしょうか。
ー誰もがみんなー
2/10/2024, 8:47:06 AM
今日も帰り道で花束を買う。
私に心配させまいと
常に辛そうな表情で無理に笑顔を作る君。
そんな君が花束を貰った時だけは
本当に幸せそうな顔をして笑うから。
私は君に会いに行く時は必ず花束を買うようになった。
私は後何回君に花束を渡せるだろうか。
後何回君と話せるだろうか。
後何回君の笑顔が見れるのだろうか。
どうか一日でも一秒でも多く君と過ごせますように。
ー花束ー
2/8/2024, 3:42:48 AM
他人には絶対にばれない、開かない。
そんなノートがあれば
人はどこにも書けないことでも書くのだろうか。
何かの捌け口として利用するのだろうか。
私はそんなノートがあるとしても
決して書かないであろう。
絶対なんて信用できないのだから。
ーどこにも書けないことー
2/7/2024, 5:35:56 AM
疲れて帰ってきた家。
何もする気になれなくて
ただ何もない空間を見つめる。
どれくらい時間が過ぎただろうか。
部屋には時計の針の音だけが響く。
ー時計の針ー