黎明。

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料理の苦手な君が唯一キッチンに立つ日。

毎年君の作る少し不格好で
甘さが控えめなスイーツが私は楽しみなのだ。

私が食べる横で不安そうな顔で見つめる君が。
"美味しいよ"と言うと安心したように頬を緩める君が。

私は愛おしくて仕方がない。

年に一度だけ君の料理が食べられる
この日が私は特別幸せに感じるのだ。

来年も君のスイーツがまた食べたい。




ーバレンタインー

2/15/2024, 5:50:20 AM