「溢れる気持ち」
「別に君の事なんて何とも思ってないし……」
いつも私はこうやって、素直な気持ちを口に出せない。
優しくも出来ないし、デートに誘ったりなんてもってのほか。
皆で話をしてても、憎まれ口ばっかたたいてしまう。
でも、でもね。
ホントはどうしょうもなく君の事が好きなんだよ?
好き過ぎて、もう自分でもどうすればいいのかわからない位なんだよ?
こんなに気持ちは溢れてるのに。
言葉とは裏腹で、視線が、体温が、君を好きな事を叫んでるのに。
きっと、君以外の人は皆私の気持ちに気づいてる。
それ位、想いはダダ漏れになってる。
でも、鈍感な君だけが気づかない。
ねぇ、気づいてよ?
それとも、ホントは気づいてて知らないフリしてるの?
私はこの溢れる気持ちを持て余して、どうすればいいの?
ねぇ、教えて。
「Kiss」
貴方が、好き。
貴方に、触れたい。
貴方に、触れられたい。
そんな想いが溢れて、気がついたら貴方にKissしてた。
貴方は照れくさそうに微笑いながら、お返しのKissをくれた。
こんな何気ない毎日が、堪らなく幸せだと思う。
「1000年先も」
若い頃は何も考えず、とりあえず自分が生きている間さえ何となく過ごせればいいと思ってた。
でも、子供が生まれて、この子が愛おしくて、大切で。
この子達の生きる時代に、負の遺産を残したら駄目だと思った。
それは、環境だったり、政治だったり、世の中のシステムだってり、考え方だったり。
色んな物を、色んな事を。
この子達が生きていく時代に、この子達の又その子供達が生きていく時代に。
少しでも良い物を残して、駄目な物は駆逐して、今よりは良い時代にしたいと思った。
十年先では無理かもしれない。
百年でも足りないかもしれない。
でも、千年先ならもしかして……
この子達の為に、少しずつでも良い時代にしていこう。
自分達が汚してしまった地球や、純粋さを、少しずつでも取り戻そう。
それが贖罪であり、この子達にしてあげられる愛情だと思うから。
「勿忘草」
勿忘草と言えば、もう尾崎豊さんのこの曲しか出てこない。
丁度思春期で、世の中の理不尽とか純粋さとか、兎に角尾崎豊さんの歌詞が全て刺さって、聴きまくった。
あれからウン十年が過ぎ、あの頃に見えなかった物が見えるようになり、解らなかった事が解る様になり。
その代わりに、あの頃に見えていた物が見えなくなり、感じていた物を感じられなくなった。
それを「成長」と呼ぶのか、「諦観」と呼ぶのか、「妥協」と呼ぶのか。
何と呼ぶのかは解らないし、どれか一つだけが正解と言う事もないのだと思う。
ただ、あの頃に間違っていると思ったその気持ちは。
正しいと思ったその信念は。
きっと忘れたらいけない物なのだと思う。
それを忘れずに、生きて行こうと思う。
「ブランコ」
ブランコの様に、私の心は「別れ」と「我慢」の間で揺れ動いている。
わかってる。
屑みたいな男だって。
どう考えても、別れた方がいいに決まってる。
なのに。
なのに、ふとした時に見せるあなたの優しさや弱さを思い出すと、別れへの一歩が踏み出せない。
迷いながら、揺れながら。
でも、ブランコも漕ぎ続けない限りいつかは止まる。
疲れて休んだ時に、私の心はどんな決着をつけるのだろう?
その日まで、その時までは。
こうやって揺れながら、迷いながら。
ズルズルと過ごす自分で居るのだろう。
いつかは止まるその日を待ちながら。
でも、心の何処かではその日が来ない事を祈りながら。