「雪明りの夜」
寒い中、残業を終わらせて家路につく。
自宅が近付くと、窓からの明かりがカーテンの隙間から漏れている。
その光が雪に乱反射して雪明りとなり、寒いのに何だか温かい。
気配に気付いたにゃんズ達も、何だかにゃわんにゃわん鳴いてる。時々「ごわ~ん」が混ざるのは御愛嬌。
ただいま、可愛い、大切な子達。
雪明りに照らされた私は、きっと幸せそうに見えると思う。
「祈りを捧げて」
祈りを捧げて叶うのなら、どれだけでも祈ろう。
願うだけでは、思いだけでは、夢も希望も叶わない。
自分が考えて、動いて、努力して。
自分の為の祈りは、そうやって行動を重ねた上に、最後の手段だと思う。
でも、他人の為の、他者の為の祈りは。
ただ祈るしか、願うしか出来ない。
自分が他者に対して出来る事なんてたかが知れている。
ちょっとした援助やアドバイスや協力は出来る。
でも、本当の意味で人は自分でしか自分を救えない。
どれだけ手を差し伸べても相手が受け入れなければ無駄だし、本人がその気にならないと周りがどれだけお膳立てしてもどうにもならない。
そんな時に、人は祈りを捧げるしか出来ない。
祈りにどれだけの力があるのかはわからない。
でも、人の想いはいつかは形になると信じて。
近い未来ではないのかもしれない。
でも、いつかは。
そう信じて、その日の為に祈ることが、その人を助ける一助になれば、それでいいと思う。
「遠い日のぬくもり」
君が生まれてきて、初めて君を抱いた日。
人って、生き物って、こんなに暖かいんだ、こんなに愛おしいんだ、って思った。
当たり前の事で、今までも知っていた筈の事なのに、君に改めて気付かされたよ。
今では君も大きくなって、そうそう抱っこする事もなくなったけど、それでも逆にママがふざけて「抱っこ~」って言うと、心底嫌そうな顔をしながらだけどハグしてくれるよね😅
遠い日のあのぬくもりは今も変わらないままで、君への気持ちもずっと変わらないままで。
いや、思い出が増えた分、あの頃よりより一層今の君が愛おしいかな?
沢山の幸せを、喜びを、有難う。
君が幸せになってくれる事が一番の望みだから、どうか君に沢山の幸運が訪れますように。
多少の不幸は成長の為に必要だけど、でも、願わくば、不運が君を避けて通ってくれますように。
君が、幸せでありますように。
「揺れるキャンドル」
揺れる炎の向こうに貴方が見える。
ねぇ、今日はクリスマス・イブ、恋人達の日。
貴方と初めてのクリスマス・イブ。
ずっと楽しみにしてた。
プレゼント選びに悩んで、予算不足で残業だって頑張った。
全ては貴方とのクリスマス・イブの為。
その努力の甲斐があって、こうしてこの日を迎えられた。
ねぇ、貴方は幸せ?
貴方も悩んでくれてたんだよね?
私へのプレゼントとか?あの子との別れ方とか?私への別れ話の持っていき方とか?
そして、選んだ答えがコレだったんだよね?
だから、私もキチンと応えるね。
キャンドルの炎も、その向こうに居る貴方も、それを見ている私も。
全てが揺れる炎の中で揺らめきながら、私の慟哭はかき消されていく。
これが、私の、答えだから。
「光の回廊」
光の回廊を歩きながら、貴方と過ごした日の事を思い出す。
曇り空のなか、一筋の光が差す中で貴方が佇んでいた。
貴方がいるだけで、その空間は光に満ち溢れて見えたよ。
空間全てが光に、希望に、満ち溢れて見えた。
きっと、それは私の心の風景で、私の貴方に対する気持ちで。
それは、きっとこの先もずっと変わらない、大切な、私の想い。