「空恋」
あの空の様に、深い気持ちで貴方を想う。
どこまでも高く、どこまでも広く。
雲一つない澄み切った心で、ただただ貴方を想う。
今は晴れていても、曇の日もある。
嵐の日もあれば、晴れたり降ったり目まぐるしく変わる日もある。
でも、貴方が好きで、大切で、愛しく思うこの気持ちはきっと変わらない。
雨や嵐の後は必ず晴れる。
どんな天気になっても、ずっと降り続ける事も荒れ続ける事もない。
いつかは必ず晴れて、澄み切った青空を見る事が出来る。
そんな、見る人をも清々しい気持ちにさせられる様な、キレイな気持ちで、貴方を想っていたい。
心の中にくすんだ気持ちや醜い気持ちもあるけど、それらを律して、胸を張れる自分で貴方を想っていたい。
この空の様に、キレイに恋をしたい。
「波音に耳をすませて」
波音以外に何かに聞こえるのだろうか?
随分昔に聞いた、どこか懐かしいメロディー?
子供の頃に聞いた様な母の子守歌?
それとも、荒々しい自然の脅威?
未来への不安?
歌のない音をどう感じるかは、きっとその時の自分の気持ちを投影していると思う。
楽しい、悲しい、寂しい、不安、期待。
色々な感情が、聞こえる音に乗って自分に襲いかかる。
その襲いかかる感情にキチンと耳を澄ませて、自分を受け止めよう。
受け止めたくない時も、認めたくない時も、自分では気付いていない時もあるかもしれない。
でも、確かにここに存在する自分の気持ちから目を背けず、消化して昇華させよう。
それは、声にならない自分の声だから。
自分を大事にしてあげよう。
「青い風」
青、と言うと爽やかとか神秘的なイメージがある。
だからなのか、青が付くものは多い気がする。
今日のお題の青い風。
実際にはそんな物ないけど、何だか爽やかでスッキリした空気を感じる。某歌手の人も歌ってたよね。
青春……は言うまでもないか。甘酸っぱいイメージ。
北海道の青い洞窟や青い池は無茶苦茶キレイだった。
でも、よく考えると、青色吐息とか、ちょっと大変そうなイメージで使われる事もあるよね?
青色申告とか?それもある意味大変で面倒。
青髭って話もあったなぁ。ホラーだよね。
青首大根?それは野菜。
青肉メロン?それは果物。
……いかん、思考がズレてきた……
「遠くに行きたい」
時々、日々の生活に疲れ果てて、誰も自分を知らない遠くへ行きたいと思う時がある。
勿論家族も仕事も大事だし、実際にはそんな事をしない事も出来ない事も分かっているし、実行しようとも思わない。
でも、ふと遠くに行きたくなる瞬間がある。
日々の雑事も、やりかけの事も全て投げ捨てて、しがらみも人間関係もタスクも、何もない所へ行きたくなる。
でも、きっと、私だけじゃないと思う。
日々に追われて、逃げ出すわけじゃないけど、ただ全てを投げ出したくなる時が、きっと皆にもあると思う。
でも、そこで投げ出さず、ここに留まるのは。
勿論責任とか、義務とかもある。
でも一番の理由は。
ただこの場にある物が、人が、愛おしいから。
大変で、忙しくて、時には辛い事もある。
それでも、それ以上に、大切で、愛おしいから。
「クリスタル」
キラキラと輝いて、光を放つ。
お日様の光が反射して、凄くキレイ。
君の笑顔も、キラキラしてて、クリスタルと同じ位輝いてる。
多分に親バカフィルターがかかってるとは思うけど、っていうか間違いなくかかってるけど、どんな輝きも君の前には霞んでしまう。
いつまでも、キラキラしる君で居てね。
大人になるにつれ、どうしても現実を知って、知恵をつけて。
その代わりに純粋さは少しずつ失ってしまうかもしれない。
でも、ずっと輝く君で居て欲しい。
現実を知った上で、それでもキラキラと輝く君のままで居て欲しい。
心から、そう思う。