「紅茶の香り」
私の勝手なイメージなんだけど、コーヒーと言えば朝で、紅茶と言えば午後、それも2時とか3時とか、そんな時間帯のイメージがある。
慌てて飲んだりしないで、ゆったりとした時間を楽しみながら飲む様なイメージ。
ゆっくりと時間をかけて、そんなに真剣ではない悩み事や、日常のどうでもいい様な気になる事を考える。
あんまり真剣な悩みとか、深い考えは似合わない気がする。
でも、自分でそう思ってるくせに、実際に飲む時はバタバタしてて、あんまり味わう余裕もなく、ゴクゴク飲む感じで。
思えば、時間に追われてる、忙しい、やらなきゃならない事がいっぱい、とか言って、ゆっくりする時間を大切にしてこれなかった。
ゆっくりゆったりする時間て、決して無駄ではなくて、そこから生まれる余裕や、気分転換出来た事によって生まれる発想とかが凄く大切で。
それもわかっているのに、なかなかその時間を取れない。
昔先輩に言われた。
「100%努力して全力出すよりも、80〜90位の力でやってて、残り10〜20の余裕で生み出された物が実は10や20以上のモノで、結果120とか130とかの力を出せた事になる事もある。常に全力が一番いいわけじゃないぞ?」って。
多分、当時自分の実力以上に頑張り過ぎて、周りが全く見えなくなってた私を心配して言ってくれた言葉だと思う。
でも、事実その通りだな、って思える事が何度もあったし、思い当たる事実もあった。
だから、ついつい忙しいってバタバタしちゃうけど、心の何処かにこの言葉を置いて、ゆっくり紅茶を飲んだりして落ち着ける時間を作る様にしたいと思う。
皆も、日々に追われて忙しいと思うけど、短い時間でもいいから、ゆっくりゆったり時間を作って、自分にプチご褒美をあげてね。
頑張ってる自分を、労ってあげてね。
「いつも頑張ってるね。お疲れ様。」
「愛言葉」
愛を表せる言葉は沢山ある。
「愛してる」「大好き」「大切だよ」「君だけだよ」
世界中の人の数だけ、愛を表す言葉がある。
ありふれてるかもしれないけど、言われると嬉しい言葉。
でも、それが本当に心の底から言ってるのか、表面だけの言葉なのかは、言ってる本人にしかわからない。
なのに、皆その言葉を信じたがって、信じて。
その結果、幸せになる事もあれば、不幸になる事もある。
「愛言葉」が「哀言葉」になってしまう事もある。
そして、不幸になった事のある人は、次から慎重に、臆病に、疑心暗鬼に、なってしまう。
でも、考えてみて?
信じても、信じなくても、幸せになるか、不幸になるかの結果は変わらない。変えられない。
だったら、信じてみようよ。
信じて裏切られるのは辛いけど、でも、信じるべき人を、信じるべき言葉を信じられずに、想ってくれた相手を傷付けるよりはずっといい。
自分が、傷付きたくない事は、人を傷付けていい理由にはならない。
自分が傷付きたくないからって、人を傷付ける人にはなりたくない。
だから、私は人の善意や愛を信じて生きていきたい。
「友達」
私には大切な友達がいる。
高校時代の同級生。
第一印象は、お互いに良くなかった。
怖い物知らずだった私の彼女に対する第一印象は、「コイツだけは怒らせたら絶対ヤバい人種。関わりたくない」だった。
彼女の私に対する第一印象は、「目つき悪い。何かヤバい奴」だったらしい。
だから、同じクラスだったのに最初は全然話もしなかった。でも、ある日彼女が話しかけてきてくれて。
そこからどんどん仲良くなって。
お互いに、お互いが居ないと何も出来ない訳ではなくて、それぞれにそれぞれが好きな事をして、好きな時に好きな子と遊んで。
何の縛りも制約もなく、それでも一緒にいる時間が心地良くて、長い時間を一緒に過ごしてた。
大人になって。なかなか会えなくて、せいぜい年に1回とか。
でも、会った瞬間に昔のままの関係に戻れる。
お互いに年取って、多少は成長もして。でも、根っこのところは変わってないし、昔から価値観や考え方もとても似てたから、同じ様に歳を重ねて同じ様な考え方の道を辿って、結局似た者同士のままで。
彼女が私に言ってくれた言葉で本当に嬉しかったのが、「こうやってお互いに離れてて、滅多に会えなくても、ふとした時にあの子も頑張ってるんやな、と思ったら、それだけで励みになる。姿見なくても頑張ってるのはわかるから、私もやろうって思える。」
って、言ってくれた事。
私もそう思えるし、そう思ってくれた彼女に恥じない自分でいたいと思う。
一生の、ホントに大事だと思えて、尊敬も出来る友達に出会えた事に、感謝してる。
友達って。ただの遊び仲間とか、クラスやサークル、会社とか、属するグループが同じだけの人とは違う。
そして、友達とただのツレは違うから、そこを混同したら駄目だと思う。
もし、友達関係で悩んでる人がいるなら。
大事にするべき友達と、そうでない人を一括りに「友達」と言って、自分を消費させないで欲しい。
自分にとって大事ではないモノの為に使う時間や心は無駄だと思うから、キチンと見極めて欲しい。
「友達」って言葉を都合良く使われて、苦しんだり悲しんだりする必要なんて、ないんだよ?
その人は。きっと友達じゃないよ?
友達だったら、そんな事で悩ませないよ?
上手く使われないでね。
都合良く、詐取されないでね。
自分の価値を、そんな人と付き合う事で貶めないでね。
自分で選んだ友達と過ごせばいいんだよ。
友達の仮面をつけた、自分を利用してる人とか、踏み台にしてる人とか、実は下に見てる人とか。
そんな人に、迎合する必要はないよ。
寂しさから、大事な人を選び間違えないでね。
そして、ホントの友達を取捨選択して、大事にしていけばいいよ。
「行かないで」
その一言を貴方に言えたら、どんなに良かったか。
口元まで出てるのに、言葉に出す事は、出来ない。
優しい貴方は、そう言ったらきっと、自分の夢を諦めてしまう。
優しい笑顔で、「わかったよ」って。
折角掴んだ、夢へのチャンスを手放してしまう。
私は知ってる。貴方がどんなに夢を追いかけていたか。
どんな思いをしながら、今まで頑張ってきたのか。
私が貴方を追いかけられればいいのだけれど、家の事情もあって、それは出来ない。
だから。
貴方の夢を潰す位なら、私は大人ぶって、余裕ぶって。
「頑張ってね。私は大丈夫だから、行って。」
笑って、真っ直ぐに貴方を見て、そう言う。
もし貴方が寂しがったとしても。
優しさから、「行かないよ」って言ってくれても。
絶対に「行かないで」なんて、言わない。
一度口にしてしまったら、もう気持は堰き止められなくなるから。気持が、溢れてしまうから。
だから、言えない。言わない。
だから、サヨナラ。
「どこまでも続く青い空」
この空は何処に繋がっているのだろうか?
貴方のいる場所にも繋がっているのだろうか?
広い空、高い山、大きな湖、果てしない海、どこまでも続く草原、鬱蒼とした森。
自然と比べると、人間てなんてちっぽけな生き物なのかと思う。
でも、ちっぽけなりに、一生懸命生きていて。
笑って、泣いて、楽しんで、苦しんで。
あがいて、もがいて、生き抜いている。
貴方と出逢えた事は、奇跡のような私の喜び。
貴方を愛せた事は、とても大きな私の誇り。
この空と比べるとちっぽけかもしれないけど、でも、私なりに精一杯貴方を想ってる。
貴方に、逢いたい。