11/27/2023, 10:05:16 AM
マニア型の恋愛をしていたと思う。
執着。嫉妬。全ては、自信のなさから来るもの。
今はただ、美しい花束を渡したい。
水をくれて、ありがとう。
11/26/2023, 10:04:40 AM
少し熱っぽい。と言ったら、恋人にベッドに押し込まれた。
体温計で熱を計られ、「寝てろ」と言われる。
それから、お粥とか果物とかゼリーとかを用意してくれた。
「悪いな、色々……」
「気にすんな」
優しく頭を撫でる手が、愛しい。
11/25/2023, 10:06:28 AM
あんなに嫌いだった太陽が、今は嫌いじゃない。
「ねぇ、あんたは私の言ってること分かるでしょ?」
「ああ」
「さっすが!」
彼女に、バンバン背中を叩かれた。
恋人の元カノ。一番嫌いだった女。
もう眩しくないから、友達として付き合っている。
11/24/2023, 10:06:25 AM
寒くなると思い出す。幼い頃、母が編んでくれたセーターのこと。雪の結晶柄のやつ。
「水が凍ると雪になるのよ」
「僕たちは、水なんだよ」
「どういうこと?」
母は、父が哲学の話をしてるのだと説明した。当時のオレには、よく理解出来なかったが、今なら分かる。
「人間は水分で出来てる。そうだろ? 父さん」
11/23/2023, 10:05:08 AM
真っ暗で底が見えない穴。
ずっと、その中を落下しているオレ。
間違えたから?
間違えたというなら、最初から間違いだったんだ。生まれてきたことが、まず間違い。
ああ、そうか。
ここは、廃棄物処理場だ。