叶わぬ夢

夢がありました。
手が真っ黒になっても紙とペンを持ち続けました。　
夢がありました。
泣きながら積み重ねたものを破きました。
夢がありました。
それが生きる為の力でした。
夢がありました。
後には、抜け殻がひとつありました。

――それでもふとした瞬間、浮かび上がるものを作りあげたくなってしまうのです。

日々家

花の香りと共に

花の香りと共に、あなたの姿がちらついた。

日々家

星

私はひとつの星で、周りにいる人たちも私とはまた違う星だと考えれば、寂しさはいつしか塵になっていった。

日々家

願いが1つ叶うなら

願いが1つ叶うなら、空いた右側に君が居てほしい。

日々家

嗚呼

――嗚呼、苦しさを押し殺して笑う君は眩しすぎて痛々しい。

日々家