4/10/2024, 11:25:32 AM
春爛漫
眩い光を浴びて咲き誇る花々に魅入られたのか、君は花びらが散る中でくるくると回る。それに合わせるように揺れるスカートに君は笑った。
――春が来た。
その姿を見た瞬間、そう思った。
君と共に、僕のもとに春が来たのだ。
日々家
4/9/2024, 11:27:57 AM
誰よりも、ずっと
誰よりも、ずっと君の隣に居て君を見ていた。
けれども今日でさよならだ。
純白のドレスを纏う君は、世界一美しかった。
日々家
4/8/2024, 10:59:06 AM
これからも、ずっと
自分にとっての幸せの意味を探し悩みながら、報われる日を信じて生きるのだろう。
――どうか涙の味に慣れる前に、意味がわかりますように。そう祈りながら。
日々家
4/7/2024, 10:39:24 AM
沈む夕日
茜色が世界を彩る。一番短い空の色。
夕日と共にこの色と沈んでしまいたい。
日々家
4/6/2024, 12:42:00 PM
君の目を見つめると
まんまるの目に、優しい世界だけが映っていてほしい。
ふわふわの頭を撫でると、君は嬉しそうに尻尾を揺らした。
日々家