「モンシロチョウ」
君は好きだったよね、あのしろく、可愛らしい蝶のことを
君は笑っていたね
生まれ変わったらモンシロチョウになるって
君が空にいったあと、僕のところに一匹の蝶が来たんだ
真っ白で、可愛らしい、モンシロチョウだった
きっと、君が生まれ変わって、僕に会いに来てくれたんだね
「忘れられない、いつまでも」
君の声、笑った顔、ましてや匂いまで、ずっと忘れられない
いまでも、いるはずのない君の声が後ろから聞こえてくるんだ
君がまだいたら、どうなっていたんだろう
多分、僕は隣にいてまた君に笑わされているんだろうな
これから、いや、このさきずっと
君のことは忘れられない
「初恋の日」
あの日、僕は君に恋をした
人生で初めての初恋だった
君は僕にとって一番大切な人だった
あの日、あの時、僕があんなことをしたせいで…
・・・
僕たちは両思いだった
君が喜ぶと思って、デートに誘ったんだ
映画を見て、ゲームセンターで夜まで遊んだね
その後は僕が予約したレストランで誕生日プレゼントを渡す予定だったんだ
でも、僕がプレゼントを落としちゃって
君に待ってもらってもう一度、同じ物を買いに行ったんだ
それがだめだったんだろうな
急いで戻るとレストランがあったビルは炎に包まれていたんだ
頭が真っ白になったよ
とっさに周りを見て、気付いたんだ
君がいない
ビルに入ろうとしたけど消防士に止められたよ
そこから先は記憶がないな
僕が、プレゼントを落とさなければ
僕が、デートに誘わなければ
僕が、僕なんかが、
君のことを好きにならなければ
後から聞いた話だとあのビルが燃えたのは、近所の小学生が火遊びをしていたかららしい
あれが僕の、最初で最後の初恋だった
「明日世界が終わるなら」
僕は君のそばにいるよ
君と一緒に世界の終わりを見よう
たとえ君が拒んでも、運命は変えられない
僕はそういう運命なんだ
泣いたって無駄だよ
僕は最期に君の笑顔がみたい
君には、僕の隣で、僕の世界の終わりを見ていてほしいんだ
だめかな?
「君と出逢って」
君と出逢って、ぼくの人生は変わったんだ
君は気づいてないだろうけど、こう見えて嬉しかったんだよ
こんな僕に優しくしてくれたこと、こんな僕を好きだと言ってくれたこと−
君に伝える前に君はいなくなってしまったけれど
せめて、これからの人生は前を向いてみるよ
君と出逢って、僕は救われたから