歯を磨きながら彼が言いだす
スキとキスってうまい言葉だよね?
気づいたらスキになってて
好きになるとキスしてる
まぁ…そうだけど…
とちょっと冷めた反応のわたし
しかもさ、永遠にシリトリできるんだよ!
スキキス、キ、ス、キ、ス…!キッ
歯磨き粉の泡をブクブクさせながら
世紀の発見に目を輝かせて
迫ってくる彼
ダメだ、また負けた
また笑ってしまった!
何くだらないこと言ってんだって思うのに
いつも彼のペースに巻き込まれる
だけど永遠にこんな日常が続くといいな
(テーマ 永遠に)
空色の床をダンダダン♪
力をこめて踏み鳴らせ
空の象さんがダンダダン♪
力を込めてステップ踏めば
空気がふるふる震え出し
雨の子ども達が生まれるよ
激しいビートに心を合わせ
力をこめればこめるほど
たくさんの雨がダンダダン♪
雷もつられ
時々ピカリとダンダダン♪
楽しいな楽しいな
力をこめて踏み鳴らせ
(テーマ 力をこめて)
遠い遠い昔
点と点をつないで
夜空に絵を描くように
星座を描いたのは誰?
ひとりぼっちの星達が
繋がってゆけば
果てしない宇宙の片隅で
神話が生まれ出す
ぽつりぽつり話しながら
あなたと歩いた帰り道
夜がこんなに安心できるなんて
不思議だった
ずっと話していたくて
缶コーヒーを持ったまま
2時間もいたね
わたしとあなたの星が
出逢い、繋がってゆき
二人の星座を描き出すよ
どんな物語になるのかな…
(テーマ 星座)
虹のジェットコースターに
乗ってるみたいな
あなたと過ごす一日
楽しくて 気持ちがキラキラして
ずっと一緒にいたくて
分かれる時は
キュっと寂しくなるけど
ポップコーンの気軽さで
じゃあね!
背中合わせに一周して
また会えるよう
つま先を外に向けて歩き出す
(テーマ 別れ際に)
風がふっと冷たい手で
首に触れた
短くなった髪がざわつく
秋だ
秋だ
秋だね
ほつれたチェックのマフラーを
バッグから出して巻いてみる
ブーツの先に
木洩れ日がひらひらと
舞い落ちて
どこまでも歩いていけそうな
青い空
おはようくらいの軽さで
すれ違う人に言いたくなる
秋だね!