あの夢のつづきを

たなびく　まつ毛に　かすかに　漂よう　街の日の　夕陽を　裂いて　見つめた　裏に

あたたかいね

灼熱を　切り取り

未来への鍵

音のする　方へ視線を　移し観る　カーテンの陰に　隠れたる猫　金切牙に　淡き毛並み　舐めて　色づく　調べの類　バッハの和音に　静まる情動　悲しき性なり　従う他なし

星のかけら

滴る光　凝固し　砕け　食してみると　蒼の記憶が
たち消えて　見ゆる景観　寂寞と

ring ring

鈴々　なる鈴　触りつつ　口ずさむ　色なき旋律は