君の名前を呼ぶとして
宙に浮いた言葉たちが風に舞い上がって
2人だけの世界を作っていく

軽やかな世界だけど、
たしかな重量があると信じている。

この空気感を集めて、
袋に入れたら、毒入り綿あめができそう。

雨音の中に、誰かの声がするような気がした。

はじまりを告げるその声は、
どこか遠くからやってきて
そっと温もりを与えてくれた。

悲しかった時によく聴いていた歌を聴くと
胸がぎゅっとなるから
歌をいまは聴きたくなくて

鳥のさえずりに身を委ねる

寝る前に、自分のことをハグするといいらしい
ストレスが和らぐのだとか
ご自愛って言葉の響きが可愛くてすき。

昨日までは奥歯がシクシクしていた、
今日はなんだかドクドクする。
明日はどうなっちゃうかな

目を閉じる。
目を開ける。
また、目を閉じて痛みを感じた。

そのとき、
季節は春から夏に変わったことを知った。