5/1/2025, 12:50:58 PM
未来の方向に
飛ばしたつもりの紙飛行機が
風にあおられて
もと来た道を30センチ戻った
4/30/2025, 1:26:01 PM
あと1キロくらいかしら
もう少し、あとひといき
あそこまでたどり着かなくても
たどり着いた場所をゴールにすれば
きっと幸せになれる
泣かないで、泣かないで
だんだん空気も重くなって
空がどんより、雨がパラパラ降ってきた
自分を幸せにするのは自分だとわかってる
それでも、どこかで苦しい道を選びたがるのは
心がまだ泣き足りないからだろうか
それならば、あの坂道を
一気にのぼって、終わりとしよう
4/29/2025, 12:50:32 PM
あの時あなたが言ってくれた言葉を、
お守りとして大事に
胸の奥に包んで仕舞っているから、
たまに思い出しては
その言葉を頼りにしているから、
だからこそ、
変わったのはあなたではなく、私だったことに
さっきまで気づかなかった。ごめん。
4/28/2025, 10:30:44 AM
今の自分はなぜかめちゃくちゃ腐っていて
正しい言葉が入ってこない
だから、いまから明けない夜を探しに
特急電車に乗るのです。
南の方に行けば夜は明けないでしょうか
それとも海に潜れば竜宮城について
時間がおかしくなるでしょうか
いっそのこと、その時計を壊しましょうか
そこの壁に矢印が書いてあります。
右に進めば西口改札にたどり着くのです。
ここで切符を買うのです。
私を駆り立てるな!と苛立ちながら、
結局お家へ帰るのです。
明けない夜は、おふとんのなかの
自分の世界にあると信じて
4/27/2025, 11:46:51 AM
ふとした瞬間に
隣の席のカップルの女の子と目が合った
目が少し曇っているのがわかった。
彼女は、サッとすぐに目を逸らした
彼女がずっとお話ししているのに
彼氏はスマホに夢中だから。
彼女の目の色は孤独と不安と悲しみと
少しだけまだ期待の色が残っていた。
彼女はがんばっている、じゅうぶん。
イヤリングがキラキラ揺れるたび
そこには誰にも受け取られることなく
散っていく、わずかな愛情が確かにあった