3/16/2024, 3:01:59 PM
夜中のトイレも豆まきの鬼もあんなに苦手だったのに
いつの間に1人で寝たがるようになったんだろう
雷が鳴れば私の布団に潜り込んできて
“今日だけ特別”
なんて言っていたのに
大きくなったその背中を見て時々思うんだ
私の手を握る怖がりな君も最高に可愛かった
卒業おめでとう
あなたの人生に幸あれ
—怖がり—
3/15/2024, 1:26:35 PM
輝く砂浜、目の前には透き通る広大な海が広がる
白と青のコントラストがなんとも美しく、
僕は心を奪われた
ふと時計に目をやるといつの間にか約束の時間だった
君はきっとこの場所には来ないだろう
僕はその場にしゃがみ込んだ
足元の砂に目を凝らすと、そこには星が溢れていた
—星が溢れる—
3/14/2024, 12:52:07 PM
もう私の名を呼ぶことも
思い出話に花を咲かせることもない
すべてを忘れてしまったあなた
それなのに、あなたの瞳はこんなにも美しい
世の中の暗いものもが全て消え去って
綺麗なものだけを残した記憶がそうさせるのか
ああ、
あなたのその安らかな瞳が
私を絶望の渦へと叩き落とす
—安らかな瞳—