行ける所まで行こう
そう力強く言ってくれている気がする…
出会ったことが運命だとあなたは言う。
そんな歯の浮くような言葉を
キレイな目で真っ直ぐに言う。
見えなかった景色を見せてくれるかも。
そう思えた瞬間だった。
手を取り合って作られる絆。
私はあなたの事がずっとずっと好き。
#手を取り合って -19-
目に見えなくて、
自分にしかわからなくて、
持ち過ぎたらダメ。
両方持ちすぎると
大事なもの、見えなくて
わからなくなっちゃうの。
そっと横に置いて
フラットに生きていきたいね。
#優越感、劣等感 -18-
ぜーんぶ、ぜーんぶ、
手放してみた。
これまでの人生、ずっと
私はなんだったんだろう。
と、思った。
とりあえず、明日は、
美味しそうな桃のパフェを食べに行こうかな。
#これまでずっと -17-
最近決めたルール。
1日、1件しかLINEを返さない。
自ずと見えてくる優先度。
その時の、何が、大事か。
溢れる未読メッセージの中に
本当に価値あるメッセージは
1日に1つ、あるか、ないか。
#1件のLINE -16-
そこは私の知らない世界だった。
目が覚めると、無音の部屋に
時計の針の音だけが響いている。
刻む音がやけに大きくて、
私の心臓はドクドクしている。
この音を聴きたくない。
自分の人生を前に進めたくない。
何もしたくない。
何もできない。
目なんか覚めなければいいのに。
そんな感じで、毎回、目が覚めては、
絶望の日々だった。
それでも目を覚まさずに寝続ける事ができないのは
生きている人間の定めで、更に絶望した。
そうか…私は生きているのか…。
―ある日、目が覚める事に何も思わなくなった。
そして、さらにある日
私は時計の針の音が気にならなくなった。
そして今は、目が覚めると、
さて、今日は何をしようかなと
思う私がいる。
人間の回復力はすごい。
#目が覚めると -15-