誰にも知られたくない私の醜い部分
醜い感情
私はこんな人だったのか
知られたくないだけじゃない
私だって知りたくなかった
いい子、優しい
そんな言葉を聞く度に嘘だ
私はそんな素敵な人ではない
知らないだけ教えたことないから
それを私だと言いたくて
私ではないとふと我に返り
どれが私でありどれは私ではないのか
否、どれも私である
私を知る者も知らぬ者も私すらも
見えているところは全て私
知っているところは全て私
どこにだって書いてたまるものか
嘘ではないからこそ書けないのだ
むしろ嘘であれば私でなければいいのに
私たちの時計は音を重ねることはなくなった
奏でる旋律は遠の昔に
今日もすれ違うことすらできず
巡り会えるわけもなく
ただのヴィンテージになって
在るだけが私の
こんなことばかり私だけ
ジャズみたいな音の絡み
思い出したくない
思い出すしか
1000年先も人類は続くかもしれないし続いてないかもしれないが私は1000年先も続いていることはない
私にとっては10年後くらいの方が1000年先のことより大切だ
今年からの向こう10年は人生にとって大きな選択の10年になるだろう
去年までの10年は基盤の10年だそこそこ頑張ってきた
10年後の私は人生初期段階を迎える
新しい私がそこにはあるはずだ今には考えられないような私が
このようにあと10年を掛ける100回すれば1000年先も私があるわけだが、100もの人生構成物語を作れるほど忍耐力はない
明日を生きる動力でも蓄えよう
勿忘草
去年の私が言っていることが事実になって
去年は同じことを思っても本当にならなくて
今年は本当になっちゃった
私を忘れて黒チューリップにしたのは私
忘れないで戯言にも飽き飽きね
来年はさっさと忘れて思い出せなくなればいい
君の夢を見る
無意識に追う君は優しく私は幸せで
ブランコの話随分前に書いたっけな
懐かしい君との思い出が私を寂しくさせる
この場所に綴りすぎた
いつの間にか使いはじめて1年が経っていた
ふりかえれば君の記憶
区切りはついているが塞がらない
残したのは私なのに置いてかれているのは私なのだ
ブランコから降りなきゃ好きなものともお別れしてみんな帰ってしまったから