私たちの時計は音を重ねることはなくなった
奏でる旋律は遠の昔に
今日もすれ違うことすらできず
巡り会えるわけもなく
ただのヴィンテージになって
在るだけが私の
こんなことばかり私だけ
ジャズみたいな音の絡み
思い出したくない
思い出すしか
1000年先も人類は続くかもしれないし続いてないかもしれないが私は1000年先も続いていることはない
私にとっては10年後くらいの方が1000年先のことより大切だ
今年からの向こう10年は人生にとって大きな選択の10年になるだろう
去年までの10年は基盤の10年だそこそこ頑張ってきた
10年後の私は人生初期段階を迎える
新しい私がそこにはあるはずだ今には考えられないような私が
このようにあと10年を掛ける100回すれば1000年先も私があるわけだが、100もの人生構成物語を作れるほど忍耐力はない
明日を生きる動力でも蓄えよう
勿忘草
去年の私が言っていることが事実になって
去年は同じことを思っても本当にならなくて
今年は本当になっちゃった
私を忘れて黒チューリップにしたのは私
忘れないで戯言にも飽き飽きね
来年はさっさと忘れて思い出せなくなればいい
君の夢を見る
無意識に追う君は優しく私は幸せで
ブランコの話随分前に書いたっけな
懐かしい君との思い出が私を寂しくさせる
この場所に綴りすぎた
いつの間にか使いはじめて1年が経っていた
ふりかえれば君の記憶
区切りはついているが塞がらない
残したのは私なのに置いてかれているのは私なのだ
ブランコから降りなきゃ好きなものともお別れしてみんな帰ってしまったから
久しぶりにタイムマシーンがほしくなった
あったらいつに戻りたい?そんな質問したことあったっけ
懐かしいな
今日が最後かもしれない二度と姿すら見ないかもしれない
タイムマシーン今手に入ってもその頃は遠すぎて戻りたいとまで思えないな
そちらは?
今が君にとって幸せであるなら私の選択は間違いじゃなかった君の選択も
すれ違おう