溢れる気持ち
ワクワクするようなドキドキするようなそんなフレッシュな気持ちがぱっと出てきたらいいけれどそうもいかないみたい
ドロドロした重たくてぼたぼたと落ちていくようなそんな気持ち
怖いよ怖いよ怖いよ
前が見えないほどに溢れかえって大氾濫
真っ黒で受け止めた手が真っ黒で
怖いよ怖いよ怖いよ
溢れていくこの気持ちに押しつぶされそうだ
止まれ止まれ止まれ
重たい重たい重たい
怖いよ怖いよ怖いよ
このまま一緒に深くへ連れて行かれる
初めてのキスはよく覚えているけれど最後のキスはあんまり覚えてない
私としては急な別れだった
まだ今後何度も重ねるものだと思っていたから
あれが最後になるなら記憶に残るようなものにしただろうに
ちょっと気持ち悪いかも
今では嘘でも上書きしてなんて
更新される日は来ないかな
その日はきっとよく眠れる
1000年前があるから1000年先もある
そんなふうに想像するけれど
それって本当にそうなのかな
1000年前の日本は平安時代
女性は十二単なんて着ていたり
電気もないし学校もない
1000年後はどうなんだろう
服はどんなものが流行していて
電気や学校はあるのかな
1000年前もなんなら2000年前も
人は未来のことを考える
輪廻転生だとか悪い行いをすると地獄行きだとか神からの恩恵を受けられないだとか
今も未来を想像する人もたくさんいる
きっと1000年先も未来を想像したりなんかして
どうともない日常を過ごすのかな
もしかしたらこの世はないかもしれないけれど
勿忘草
私を忘れないで
会わない日々と遠ざかる記憶
愛しい思い出になっちゃった
このまま忘れていくの
もう思い出すことすらなくなるのかな
そっと送ったら少しだけ振り向いてくれるかな
なんてちょっと期待して
夜の公園
ふたりで乗ったよね
覚えてる?
あの日あなたはすっかり変わった風貌で
新しいにおいを纏っていた
だけど幸せそうに微笑むその顔
4年前のあの頃と変わらない
気持ちもすっかり消えてしまったの
そんなふうに感じて寂しくなった私が
嘘かのように笑顔になった
あなたのその顔が大好きで
好きで好きで好きで
その顔をいつまで向けてくれるかな?
4年後はそばで見られるようになってたらな
そんなわがままを言っとくよ