【空恋】

あなたに恋をした
あなたへの想いは募るばかり
なのに
あなたとの距離は遠い
まるで空のように

どんなに遠くても、
雲がかかってても、

それでも私は空を見上げる
あなたがすぐそばにいる気がして

【青い風】

風に、色なんてあるのだろうか？

青い風が冷たい風なら
赤い風は暑い風？

そんなことをふと考える

人の感じ方や考え方は十人十色
だからこそ—
受け入れる心を持つことが大切なんだろう

そんなことを考えながら
私は今日も
夏の「青い風」に吹かれている

【遠くへ行きたい】

辛いことがあったとき、
どうしようもないとき、
心が空になったとき、

何もないどこか遠くへ逃げ出したくなる

けれど—
またどこかで足が前に向いたのなら
何回でもやり直していけばいい

自分が作ったこの道を
自分の足で歩むんだ

【これは、きっと。】

毎日、開くたびに軽くなる僕のお財布。
偉人たちは、どこへ行ってしまったのか。　

これは、きっと財布のせい。

だから僕は、新しい財布を買った。
気がつくと、財布に入れるお金がなくなっていた。

…これは、きっと財布のせい。

【夏の匂い】

ふっと風が吹くときみを思い出す。

もう二度と戻れない夏。
夏の匂いに懐かしさを感じながら
きみに会える日をどこかで待っている。