【祈りの果て】
祈りとはなんだろう
希望
感謝
許し
そして
願い
私はこれまで
人生の岐路で
何度も祈ってきた
今
私自身が祈りの果て
結果が成功か失敗か
わからない
そんな自分を
これからも生かすために
またさらに祈り続ける
【心の迷路】
もう、ずっと彷徨っている
行っては戻り、戻ってはまた進む
あの日から同じことの繰り返し
いつになったら
先に進めるのだろう
自分のことを真剣に考えれば考えるほど
道に迷い、右往左往する
人間とはこんなに迷うものなのか
いや、きっとこれは私自身の問題
ゴールに辿り着きたくても
なかなか進めないこの迷路は
底なし沼のような感覚で
私自身を取り込もうとする
目の前に広がる輝かしい世界は
すぐに掴めそうで掴めない
まるで蜃気楼のような
儚い幻像だった
【心の境界線】
数年前まで、わたしの心の境界線には
可動域があった
今は、ガッチリ固定されている
それは、あの時に無くしたあなた方への信頼のせい
もう二度と越えてほしくない
けして、越えさせない
わたしがあたしであるために
しっかり守っている
これから先もずっと
永遠に
【透明な羽根】
ねぇ、見える?
わたしの背中にある大きな羽根
自慢するように羽根を広げた
えっ、見えない?
わたしの背中には羽根が無い?
でも、わたし空を飛べるよ?
ほら、よ〜く見て!
星が瞬く静かな空に向かい
自慢するように「そこ」から飛んでみせた
そして、わたしは
正真正銘、本当の羽根を得た
透明ではなく
どこへでも飛んでいける
大きな白い羽根を
【キンモクセイ】
「今年はキンモクセイの香りが遅いね」
そんな会話をよく耳にしたけど
実はわたしは「キンモクセイ」の香りがわからない
小さい頃から身近に無かったせいもあるが
そもそも花の匂いに興味がなかったのもある
でも、今のわたしは家族で「警察犬」と言われるほどの
嗅覚の持ち主
ほんの少しの煙や腐敗、香水など匂い・臭いにすぐに気づく
なのに「キンモクセイ」の香りはわからない
なぜだろう