NoName

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7/10/2023, 1:50:19 PM

白いもやの世界

とても優しい世界に

僕はいた

ふんわりなめらかな布に包まれて

誰かに頭を撫でてもらっている

その人は手以外姿が見えなかった

街中でそんな格好をした人に触れられたら

間違いなく恐怖を覚えるだろう

だがこの人には

なんの恐怖も感じなかったし

むしろ心地よさまで感じていた

ふいに、まどろんでいた意識が

ふ、と浮上する

数秒ほどぼーっとして

ここは自分の部屋で

先ほどまでの光景が夢だと気づいた

僕のことを優しく撫でてくれたあの人は

誰だったのだろう

7/9/2023, 1:27:19 PM

僕の中には二人の小さな『僕』がいる

現実的でがんばり屋な子

泣き虫で臆病者な子

この二人は仲がいい時と悪い時の

温度差がとても激しい

嫌いになってしまいそうな時もある

でも、二人はとても寂しがりやだから

『僕』が愛してあげないと

世話がかかる子たちだけど

手がかかる子ほどかわいいというし

何より

どちらも尊い『僕』だけの感情だから

7/8/2023, 2:43:45 PM

街の明かりが眩しく感じられるのは

世界を『見る』ことができている証拠

人々の声に心がざわめくのは

世界を『聞く』ことができている証拠

引っ掻いた足裏に痛みを感じるのは

世界に『触れる』ことができている証拠

色々な「証拠」にふれる度に

生きていることを実感する

7/7/2023, 10:13:14 AM






   自分が自分を好きでいられる時間を

   大切にできる一年になりますように

                              今年の僕の願い事です(*/∀\*)💦

   

7/6/2023, 12:11:26 PM

黄色いプラスチックのお弁当箱で

ご飯の上いっぱいにのった唐揚げを

美味しそうに頬張るあの子の顔は

僕の中学時代の

唯一の綺麗な思い出

当時僕はご飯を食べるのが苦しかったけど

そのお弁当はとても美味しそうに見えた

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