2日前
『数学と空』
快斗「はぁ〜雨じゃねーかよ」
僕は今日も塾に行こうと朝、外を出ると昨晩見た天気予報が外れていることにがっかりした。
舞先生「晴れてた?」
塾に着き、地下の教室に入るやいなや舞先生が僕に言った。
快斗「、、、降ってました」
僕は首を横に振ってから言った。
舞「あはは、テンション低いね」
快斗「そりゃそうでしょ、雨ですよ、外れてんすよ」
舞先生がいつものように意味のわからないことを言ったので不満を吐露した。
舞先生「そっかぁ〜、私好きだけどなぁ、雨」
快斗「やっぱ、意味不だな」
舞先生「あっそれまた言った!、やめてくれる、嘘は良くないよ」
快斗「別に嘘じゃないし、ホントの事だろ」
聞こえるかわからない声で言った。
舞先生「はいはい、今日の宿題は『君が嫌いな』確率の問題多めにしとくね」
聞こえてたみたいだ。
快斗「ちょっと!今回の試験範囲でもないのにそれは勘弁。わかりました、嘘をついていました、『舞先生は意味不ではありません』」
一応それっぽく宣言しておいた。
舞先生「んーなんか棒読みな気がしたけど今日は多めに見といてあげる。試験も近いし」
快斗「あざっす!」
一応頭を下げる
舞先生「じゃあもう授業始めよ」
快斗「えっ?!まだ僕しか来てないですよ」
舞先生「今日、君以外みんな休みだから」
快斗「はぁ?なんでぇ?9人全員?」
舞先生「もうリアクションいいから、始めるよ」
快斗「なんで僕がおかしいこと言ってるみたいになるんだよ」
本当に10人クラスなのに僕一人だけで授業が始まった。
快斗「疲れたぁ、もう1時間経ってますよ、マン・ツー・マンで!」
舞先生「えっ、マウス•トゥー•マウス?」
また意味不な事を言った。
快斗「疲れすぎて、ツッコむこともできねーわ」
舞先生「別にツッコむ所なんてないでしょ」
快斗「もういいわ、、」
舞先生「あはは、なんでちょっとキレてるの?」
快斗「だって!この問題の解がわかんねーから、、、先生みたいに」
例えだけは小声で言った。
舞先生「んん~これはぁ、」
聞こえてないみたいだ。
舞先生「それが解だよ。」
快斗「ん?」
まただ
舞先生「あっ今また、意味不とか思ったでしょ」
バレた
快斗「いや別に、、、」
舞先生「まぁとりあえず聞いて、私が『意味不じゃない』ってわかるから」
快斗「はい」
舞先生「この問題の解は『解なし』だから」
快斗「、、、」
舞先生「私を睨むな!ほらっ見ろ、この解答」
舞先生はテキストの解答を見せてきた。
快斗「確かに」
そこには本当に『解なし』と書いていた。
舞先生「ほらな、ふんっ」
快斗「何威張ってんすんか、それよりこんなわけわかんない解答、わかるわけないじゃないですか」
舞先生「こんなこと日常生活でもよくあるでしょ、『今日の天気みたいに』」
快斗「、、、、、、別に上手くないですよ」
舞先生「なんでよ〜」
好きな本
雨音「あっありがと、すごく面白かった!」
私は想いを寄せているクラスの男の子からすすめられ、借りていた本を返した。
晴「ホントに?!良かったぁ〜、そっかぁ〜、僕は主人公が犯人を問い詰める所が好きなんだけど、雨音はどこが好き?」
雨音「ん!?えーと、私もそこが1番好きかなぁ〜」
晴「えっそうなんだ、やっぱりそうだよね!」
雨音「うんうん、そうだよね」
私はよく自分がわからなくなる。
自分が好きなものってなんなのか?
私は昔から周りに合わせてばかり、今回もそうだ。
この人から好かれたい、、嫌われたくないがために自分が興味のない推理小説を読んで好きになろうとしている。
これは正しいのかな?
月に願いを
「今日の月なんか赤くない?」
「え〜そうかな?」
「お前、目ぇ悪いんじゃね」
「はぁ?目ぇ悪くねぇ~し、お前って言うな!」
「あはははは、口悪すぎだろ、でも、ホントに赤くね」
「まぁ言われてみれば赤いか、、」
「なんか、願い事とかしたら叶うんじゃね」
「流れ星じゃないんだから、そんな卑猥なこと言わないでよ」
「どこが卑猥なんだよ!笑、じゃあ変なボケをしないようにって願うかぁ〜」
「誰のこと?」
「お前だよ!」
「だからテメェはお前って言うな!」
「あはははは、こりゃ叶いそうにないやぁ」
失われた時間
5月13日(月)
今日も1日が終わった。
今日もまた、何もしていない非生産的な1日が過ぎ去った。
ただ1日中テレビを見てゴロゴロしただけだった。
自分はうつ病だからこんな日になってもしょうがないなんて免罪符で今日の出来事をなかったことにしようとしている。
こんな生活続けていたら、僕は本当の意味で死を迎えることになるだろう。
誰かに助けを求めることができるならどれだけよかったろうか、、、
まずは努力ができるようになろう
どれだけ時間がかかってもよい
明日は1分だけ努力する、明後日は2分だけ努力する、そうやって少しずつ努力する時間を作っていこう。
そうすればいつの日にかは努力の天才になれるだろう。
そうなれば自分に自信を持てる人間へとなれる
これで今日の日記は終わり
幸せに
今日は結婚式
でも私のじゃない、幼馴染の男の子のだ。
基本的に結婚式に招待するときに異性を招待してはいけないという風習があるが私だけは特別に招待してくれた。
それが良かったのか悪かったのかはわからない。
今日は泣かないと決めたから今日の分の涙は全て昨日の夜に出してきた。
それなのに、、、
渇ききった目からは涙が出てしまっていた。
それでもこの気持ちだけは死ぬまで一生隠すとそう決めているからこそ涙の理由に嘘をついた。
好きだからこそ幸せに、、、
それが私のストーリー(人生)です。