「ごめんね」
無事だったんだね
それなら良かった
泣かせてしまったね
そんなにやつれて
しっかり寝ないと
ご飯も食べないで
横になるだけでは
心配だよ
もう会うことは出来ないけれど
何時でも見てるよ
ごめんね
「半袖」
今までは何もかもが中途半端だった
何をやっても上手くいかなかった
失敗を恐れてはいない
だが失敗する度に僕の中から
何かがすり減って行った
そんな時に友達がこんなことを言った
「俺はゲームが好きだ。ゲームが強くなっても社会が褒めてくれる訳では無い。俺の親は喜んではくれなかった。でもプロになって俺に憧れを抱いてくれる人が居た。嬉しかった。」って
僕には夢ができた
誰もが僕の名前を記憶し
誰もが僕に憧れる
漫画で言うところのヒーロー
家族で言うところの父親
チームで言うところのリーダー
世界一になりたい
ひとつのことでいいんだ
たった一つでいいから
だから僕は
努力することを辞めない
頑張ることを惜しまない
ひとつを極めるまで
最後までやり遂げる
胸張って自分に頑張ったって
言ってあげれるように
半端では終わらない
誰よりも長けてみせる
「突然の別れ」
着いたままのテレビ
風になびく洗濯物
部屋を冷やす扇風機
そのままだった
まるで近くに居るのかと言うほどに
そのままだった
まだ気持ちの整理がつかないでいた
どこからか君の笑い声が
聞こえてきた気さえした
でも君はいない
あの子のことは大丈夫
僕が面倒をみてるから
僕「荒っぽいけど根はいい子な君」
私「大人しいけど頼りになる貴方」
僕「辛い時はいつもそばに居てくれた」
私「悲しい時はそっと方を貸してくれた」
僕「頼ってくれるのが嬉しかった」
私「頼れる貴方がかっこよかった」
僕「色んな場所に行けて楽しかった」
私「色んな場所に連れていってくれた」
僕「損得なく接してくれた」
私「どんな私も受け入れてくれた」
僕「もっと君を見ていたかった」
私「もっと貴方と喋りたかった」
僕「やりたいことも沢山あった」
私「見たい景色も沢山あった」
僕「君のことを愛せて幸せだった」
私「愛されていた事が幸せだった」
僕「もっと抱きしめてあげたかった」
私「もっと好きだと言いたかった」
僕「守りきれなくてごめん」
私「守られてばかりでごめん」
僕「次は後悔しない。」
私「また会えたなら今度こそ」
僕私「守ってみせるから」
「優しくしないで」
無いの
私には何も無いの
あなたのその行動に
返せるだけのものを持っていないの
申し訳ないの
返さなくていいだなんて
そんな訳にも行かないの
あなたのことが好きだから
何もいらないよ
返さなくっていいからね
僕の行動は
僕がしたいからしているんだ
君は喜んでくれる
申し訳ないと言っているが
喜んではくれる
それが嬉しいんだ