どうしてあなたはそんなにも優しいの?
どうしてあなたはいつも笑顔なの?
どうして相手に見返りを求めず助けられるの?
ーどうして、あなたはそこまで.....ー
そんなあなたはどうして死んでしまったの?
どうして辛そうな顔みせなかったの?
どうして何も教えてくれなかったの?
あなたの声と笑顔をいまだ忘れられずにいる。
「どうかあなたが来世でも幸せでいられますように。」
〜どうして〜
まずいまずいまずい...
テスト3日前なのに何も勉強してない!
また赤点取ったらスマホ没収されちゃう!!!
「勉強しなきゃー!(汗」
「...うーん」
机に向かったはいいものの、なかなか手につかない。
........やば、眠たくなってきた。
ー 「やったーッ!今回も赤点回避!」
しかも今までの点数で最高点とれたし!!
これでスマホ没収もされないし、帰ったら遊ぼう。ー
"チュンチュン チュンチュン"
「ふわぁぁぁ〜....」
......あれ??........are!?
私、寝て、た?
そ、それじゃあ、さっきまでのは........
夢!!?!!!?!?!!
〜夢を見てたい〜
子供だった俺はもう25になった。
1人ぐらしを始めた。就職して数年たった。
彼女ができた。友達と会う機会が減った。
30になって初の休日、故郷に帰省した。
昔と同じ実家があった。
カラスが鳴く声、母の作る懐かしの味、
父が新聞をめくる音、何気ない会話...。
「ずっとこのまま」
「ハーッ ハーッ」
ジンジンする手を温めながら家の戸を開けた。
モワッっとした熱が伝わってくる。
こたつに潜り、身を縮める。
カチッ、カチッ、カチッ...
「できたわよー」
そう言いながら母が器にお汁粉をついだ。
お汁粉の熱が伝わってきた。
冷えっきった手がいっそうジンジンとした。
『寒さが身に染みて』
ー「こら!早く宿題しなさい!」
「また散らかしっぱなしにして...!片付けなさい!」
毎日毎日怒ってばっか。うるさいしほんとウザい。ー
けどね...もう怒ってくれないんだ。
(「ありがとう」)
袴姿に身を包んだ私は
写真に手を合わせ、家をあとにした。