ホッと落ち着くひととき
グラスにたそがれ色の飲み物を注ぐ
ブランデーでもウイスキーでも
梅酒でもいい
水割りにしてひと口ふた口…フーッと息をつく
夜のひと仕事の前の儀式と言ってもいい
やっと涼しめになった夜風を浴びて
さてもうひとがんばり。
残りのたそがれ色の飲み物は
今日やることが終わったらご褒美にいただくとしよう。
今日も生きている。
きっと明日も朝には目が覚めて
陽の光を見ることが出来るだろう。
風の吹くのを肌で感じ
色も眼鏡を通じてだが、綺麗に見える。
無糖のフレーバーを効かせた紅茶の香りも
きっと楽しめる
ささやかだけど、明日があるって
小さな希望が 生きる力の源になる。
生きよう。今日たいしたことが出来なくても
その分貯めた力が 明日にきっと繋がるから
夜の静寂につつまれた部屋が大好きだ。
集中力も湧くし、よく眠れるから。
最近外で工事が始まって
朝の8時くらいから大音響である。
昼過ぎには静かになるんだけど
何で朝工事するんだろう。
しかも土日ですよ…みなゆっくり寝たいでしょうに。
暑くなるから朝に済ますのか
進捗でも遅れているのか
理由はこちらにはわからないけど
土日の朝くらいはゆっくり寝たいし
静寂な時間って結構貴重なんだよね。
坐禅か瞑想でもするのかってくらいの
静寂につつまれた部屋、ほんとに必要だよ。
同級生のキミと合うのは久しぶりだ。
何年経ってもあの頃の面影を残すキミと、話すと
学生時代にタイムスリップしてしまう。
話も楽しくて時間が経つのなんてあっという間だ
新幹線の発車時間がうらめしい
別れ際に「楽しかった。またね!」って
僕が改札口から見えなくなるまで手を振ってくれた
うっかり泣きそうになるじゃないか
手を振り返したあと、顔を見られないように
早足でエスカレーターに乗ってしまった僕
またね。今度はもっとゆっくり
沢山話そう。また会える日まで。どうか元気で…
心配ごとをふと思い出す
湧き上がってくる雨雲のように
僕の心に通り雨が降る
でも通り雨はすぐ止むものだ
今すぐ解決出来ることじゃないのに
延々と考えるのはエネルギーの空回りだ
例え今、最後の詰めまで考えても
その通りにはならないだろう。つまり時じゃない
少し考えた分岐パターンにラベルを付け
心の整理棚にしまった
カーテンを開けると雨はもう止んでいて
雲間から太陽が顔を覗かせていた