7/7/2023, 6:23:06 AM
友達の思い出
毎日挨拶して
毎日一緒にお昼を食べて
毎日欠かさず通話して
偶に部活の愚痴を言って
ずっと続くと思っていた日常
一言
たった一言
君の一言
僕からの返事を待っている君の瞳は
熱を帯びて
違う僕を見ていた
友達だった僕の思い出
いつまでも
靴で踏んだガムみたいにくっついて
なかなか離れてくれない
7/5/2023, 7:53:50 AM
神様だけが知っている
縁だとか運だとか
そんな“偶然”という便利な詞で
括られる人生
ただ捻くれているだけかもしれないけど
今この景色に巡り合ったのは
ホントはただ“必然”だったから
なんて思っちゃう
7/1/2023, 2:08:36 PM
窓越しに見えるのは
今日も昨日と変わらない雨模様。
窓硝子にぶつかる音が心地良い。
湿気の中でよれた紙を少し延しながら
ふと、窓越しに言葉が聴こえた。
どんな声
何を言った
判らないうちに
窓硝子の外側は青く
光を灯そうとしていた。
6/20/2023, 10:06:22 PM
あなたがいたから
どんよりと曇った空
暑い日差しのかわりに
纏わりつくような湿気が
大気を支配している
明日が見えないほどに
頭の中が暗く淀んでいる
太陽のような人だった
近づきすぎた私は
その熱で溶かされてしまった
あなたがいたから
私はずっと
淀んだまま
6/18/2023, 10:10:17 AM
落下
受験期のこの時期
足を滑らせて階段から落ちた。
近所の子供達が作った浅い落とし穴に落ちた。
木にひっかかった風船を取ろうとして落ちた。
怪我はしてない。
他にも色々。
不吉だなって
そう思ったけど
どうせ受験してないからいっか
みんなの不幸を
わたしが全部
引き受けるから。
安心してね。
みんなは私の大事な人達だから。