皆の意見が正しいから何?
今は君の気持ちを大事にしたら?
そんな事できないって?
断言する君ならできる
君は今迄我慢ばかりしてきただろ?
親に殴られても
学校で虐められても
先生に信じてもらえない時も
信じてた友達に裏切られたときも
兄妹が味方してくれなくても
我慢してきたんだろ?
だったら、君は君の気持ちを大事にする権利がある
無いなんて言わせない
我慢してきた分、その分、吐き出せば良い
君の気持ちを、君が大事にして
相手に全てぶち撒けてやれ
どんなに否定されても
君が君の気持ちを大事にしていれば
大丈夫
だって、君は一人じゃないだろ?
変なこと言うかもしれないけど
君自身が君の味方だったんだよ?
こんな、僕の助言で助けられるなんて思っていない
僕には君の気持ちはわからない
けど、君の気持ちを大事にしてほしい
唯、其れを言いたかっただけ
それじゃあ、またね
# 129
俺は他の人とは少し違う人間だ。
祖母が言うには異能力者?らしい。
最初は莫迦莫迦しいと思い全く持って信じてなかった。けれど、喧嘩した時や、自分が不利な時に時間が止まればと少しでも考えると止まることが多くなった。
勿論、俺は此の事は誰にも言っていない。
知っているのは家族とたった一人の友人のみ。
# 128
こんな日に死ねたら
こんな場所で死ねたら
こんな事を考えて来なければ
こんな夜景なんて何時でも綺麗に見えただろうか
全てを失くした私にとってはこんな景色....
こんな景色はゴミのようだ
何故人はこんな物を綺麗と言えるのだろうか
何故態々見ようと思うのか
何故お金をかけて見ようとするのか
こんなちっぽけな景色の為だけに
何故?
# 127
放課後、友達と帰っていた。
階段を降りている時、走っている人が上から来た。
ぶつかると思った時には既に遅くて其の儘階段から落ちた。
何時間寝ていたのだろうか。
目を覚ました。
けれど、起きた時には私の知っている場所ではなく、知らない花畑にいた。
前後左右を見ても、花、花、花。
建物などは一切なく、唯花が咲いているだけだった。
一つ頭に思い浮かんだのは死だった。
死んだんだ。
そう思った。
けれど、悲しくも、苦しくも、悔しくもなかった。
たった一つ....嬉しいという言葉のみだった。
死は私がずっと望んでいたものだったからだ。
# 126
雨が降る
突然の雨
傘を持っていない人は走った
諦めて歩く人もいる
折畳み傘を出してなんとかする人もいた
そんな中僕は本屋に入る
なんてことない日常だ
空は誰かと喧嘩して
泣いたようだ
# 125