hyu−ga

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3/2/2023, 8:55:36 AM

欲望が強い。僕は、昔から欲望が強い子だったそうだ。そのせいで、両親は困っていたそう。
僕は、それに気付かず、苦しんでいたそうだ。
そのせいで亡くなったんだ…。
だから、僕は欲望をなくそうと努力しようと決心した。
でも、決心した日から丁度1年が経った。
今の僕は、両親が亡くなる前よりも、欲望で満ち溢れていると気づいた。
その欲望は、両親の死や、素の欲望心を封じようとした我慢から、きているのかもしれない。
僕は、欲望をなくせない。
僕は、欲望をなくそうと思えなくなった。
「お母さん…お父さん」
僕の欲望は酷いものだ。どこかへ出掛けたい。でも、特に行きたい場所は決まっていない。そういうものだ。多分、欲望をなくそうと思えなくなったのも、一つの欲望なんだよなぁ…。
欲望で満ち溢れた僕はどうしたらいいのだろう。
    【欲望】

登場人物
僕…名前 明市野 莉音(あかしの りおん)
  年齢 17歳
  性別 男

2/28/2023, 10:44:46 AM

遠くの街へ行ってしまうの?
僕をおいて、行ってしまうの?
じゃあ、僕はどうなるの?
「あんたは独りさ。」母さんは言った。
僕をおいて遠くの街へ行った母さん。
僕は父さんの顔を知らないし、親戚も友達も特にない。どうしたら良いんだろうと考えて、考えて、考えて。あげくの果てには、消えたら楽だろうかと考えるようになった。家を出ると、そこには数人の子供がいた。僕くらいの女の子と男の子が10人程。
「うわっ、幽霊?!」
「きゃあー!」
と、女の子と男の子達が言った。
「ぼ…ぼ…く…ゎ…」
声が出なかった。
それを聞いて、女の子と男の子達はきゃあきゃあ叫んで逃げて行った。どうやら周りでは、僕の家は幽霊屋敷だとうわさになっているらしい。
そうさ。
僕は、独り。独りで迎えを待つ。遠くの街にいる母さんを待つ。死ぬ前にもう一度だけでもいいから会いたい。きっと僕はもうすぐ死んじゃうんだろうな。死んだら、この屋敷に戻ってきて、幽霊として母さんを待つよ。ずっとずっと。待つよ。
    【遠くの街へ】

登場人物
僕…名前 黄海 綺羅(おうかい きら)
  年齢 9歳
  性別 男

2/27/2023, 12:39:59 PM

現実逃避したのは中学生の頃だった気がする。
僕は、妄想や空想、ゲームや二次元の世界に浸っていた。
僕は、学校に行けていなかったし、外に出ることも出来ない。そんなニートなダメ男になってしまった。
けどその時、まだ僕は学生だ。きっとチャンスはあるはず。
そう思いながら、そう思い込んで…思い続けて。
気づいたら僕はもう、一人ぼっちだ。
家族もいなくなり、僕だけだ。
どうしたら良いんだろう。

嗚呼そうだ。また現実逃避しよう。学生時代と同じように。そうしていればきっと楽になる。

また、そう思おう。思い込もう。思い続けよう。
    【現実逃避】

登場人物
僕…名前 剣澤 遊灯(けんざわ ゆうとう)
  年齢 23歳
  性別 男

2/27/2023, 9:07:52 AM

君は今、どうしているのか。
僕には分からない。
ただ、僕は君ともう少し永く。
1時間…いや、1分…いや、1秒でも永く一緒にいたかった。
君は、僕の何がきらいになったのか分からない。
でも、次合うときは、君ともう1度一緒にいたくなるような僕になるから。待っていてね。 僕より
   【君は今】

登場人物
僕…藍野時 紗風(あいのとき さふう)