君と見た景色、
穏やかな凪の海。
君は覚えているだろうか。
言葉もなく　
ただ静かに
打ち寄せる波を見つめていた。

言葉はなくても
心は　満たされていた。

あの時の君の横顔を
僕は　忘れない。

幼い私は
父や母に手を引かれて歩いただろう。
その手の感触、ぬくもりが
どうしても
思いだせない。
一番思い出したい宝物なのに…。
父も母も
もう　手の届かない所に
逝ってしまった。

もう一度、手を繋ぎたい。

いくら探しても見つからない
大切なもの。
それは形のないもの、
ずっと探し続けている。
ねえ 、
どこ？！
心の中のピースが
あと1つだけ
見つからない。

私はずっと探し求めて
いくんだろうな…。

「大好き！」
見渡すと、
大好きなものであふれてる。

しあわせだなぁ…！

叶わないのは、
手が届かない遠くにあるもの。
遙か彼方、
何処までも、

私は　いつまで　
追いかけ続けているんだろう。

叶わない夢…。