静かな波に
小石を投げ込まれたような
心のざわめき…。
さざめく波が
不安と一緒に　押し寄せる。

さざ波はよりいっそう
大きな波となり
悲しみになる。

君の笑顔を思う。
光を思う。
このさざ波が
凪となるように…。

春風が吹き始めた、
君の姿を探している。
人混みの中、
駅のホーム、
いないはずの君が
ふいに現れそうで、
僕は、
いつも君を
探している。

長い春になりそうだ…。

透明になって
消えてしまいたいと
思うことがある。
私の存在、
無かったことに
なるのかな…、

透明になって
風に
なりたい、

飛んで、とんで
遠くに　行きたい。

満天の星たちが
「大丈夫だよ！」と
ささやいてくれる。

だから
辛い時は
空を見上げる。
たとえ
星が見えない夜だとしても。

もしも
願いがひとつだけ叶うのならば
家族5人で暮らしていた　
あの頃に戻りたい。
皆で夕飯を食べた
あの頃に…、

心からしあわせだった
無心で笑った
子供のわたし、
なんてしあわせな
ひととき。