目立たないように
日陰を歩いてきた。

太陽の下で笑う人と自分は
違う、
まぶしかった。

青春のあの独特の劣等感は
何だったのだろう？、

あの時の自分はどこ行った？！

帽子をかぶって旅に出よう。
風はまだ冷たいけれど、
帽子をちょっと深くかぶって、
小さなリュックを背負って
行き先のない旅にでる。

知らない誰かと
ふれあうために、

私がわたしでいいんだと
確かめるために…。

「わぁ！久しぶり！」
しばらくぶりに会う友の顔。
昔の面影をその顔に確かめる、　　　

お互い年取ったけど
あっと言う間に
あの頃に
ワープ！！

決して終わらない物語…

だれもが、今日も
物語を　紡いでいる。
ささやかな　人生を
一生懸命に…。

紡いでいく物語は
どんな名作よりも
輝いている。
きっと…。

優しい嘘なら
だまされ続ける。
心のなかで
「ありがとう。」を
言いながら…。

そんな私の嘘に
あなたも
気づいているのかしら？、