部屋の片隅で膝を抱え
窓から
空を見上げる。
自分がちっぽけで
悲しい。
「ちっぱけな自分でも
できることがあるよ、」
窓からそよぐ風が
そっとささやいた。

見てごらん、
お月さまが
逆さまだよ、

湖に写った月。
見方によって
感じ方もかわるんだね、

眠れないほど、
不安がおそう夜がある。

眠れない夜…。

夢と現実は
きっと
虹の橋でつながっているんだよ！
ここから
そんなに
遠くはないね！

「さよならは言わないで」
わかっているの、
あなたとは
うまくやっていけないこと、
いつか、別れる日がくること、
目をつぶっていたかった。

さよならはいわないで
そのまま行って、
あなたのぬくもり
消えないうちに…。