終わらない夏


お盆も過ぎて
蝉の声が弱々しくなった。
季節はちゃんと流れているのに
夏の溜まりに滞って
波に乗れない私がいる。

遠くの空へ



性格だと責められて嫌われて
障害だと諦められて許されて。
どっちがいいのだろう。
直せるもの直らないもの。
治せないもの治そうとするもの。
正解のない答えを
遠くの空へ、問い、カケル。

！マークじゃ足りない感情


言葉にできない感情は
スタンプにも俗語にもならず
既読スルーのトーク画面


……ムズカシイ

言葉にならないもの


仕方がない。
貴女が悪いわけではない。
でも、勝手に期待して予定して。
予定がくずれると
私もやる気を無くして。

夕方になり、やっと買い物に出た。
お腹が痛くて、途中２回も店の
トイレに寄った。
夕飯を作る気力なく、惣菜を買い
味噌汁だけ作った。

夕飯を食べた後、何故か
『ゲゲゲの鬼太郎』を口ずさむ貴女。
それにツッコむ気力なく
無反応で無言で責めてしまう私。

心の羅針盤


壊れている？
頼りにしていた羅針盤が、方角を
見失いグルグル回っている。

壊れていなかった。
頼りになる羅針盤は、今はココで
動くなと教えてくれた。