心のざわめき


貴女が其処に映っていました。
其処に貴女も居たのだと
改めて思いました。
此処で静かに涙を流す
貴女が居ました。
色んな感情でざわめいた心は
おだやかに波打ちました。

君を探して


普通に元気だった君の姿を
もう思い出せない。
普通に元気ってなに？
それでも普通に元気な君を探す。

君は変わらず、私に笑顔を向けて
いたのに、普通に元気な君を探した。

目の前の笑顔に気付いたとき
もう君を探さなくてもいいと思えた。

終わり、またはじまる

どうせ終わるのだから
とりあえず息をしていたらいいか。
またはじまるのだから
とりあえず終わらせてもいいのか。
自分の意思で選択することを
良しとしていいような気もするが
どうせなら、与えられた分を
使いきってやろうか。

嗚呼

感情が整理される前に
思わずこぼれてしまった声。
「嗚呼」
その間に感情を整理して補足する。
補足されず放置された「嗚呼」が
ゆっくり地面に落ちていった。
うまく言葉にならない感情が
ゆっくり地面に染みていった。

記録


娘の不調が悪化して、学校に毎日行けなくなった。これは長期戦になると思い、年間カレンダーに記録をつけることにした。
欠席✕、遅刻△、登校〇、服薬の変更時期や体調など。
その一年をふり返ってみると、よく頑張って行っていたなと思う。そして無理をさせたと改めて思う。
記録をつけていたことで、どんな結果も受け容れることができた。
よく頑張りました！と最後に
はなまる💮をつけた。