誰そ彼
自力ではどうしようもなく
助けてくれる誰かさんを探す。
そんなところにいては見えないでしょ。
そんな離れていては助けれないでしょ。
天国の父や祖父母。
未来の彼氏さん。
何処ぞのお偉い先生。
ネットの中の誰かさん。
誰そ彼。誰でもいいから助けてくれ。
余談_φ(・_・
化粧品があれこれ底をついたので
買いなおした。
なんだか肌ノリが良くなって
気分がいい。
きっと明日も
昨日と変わらない今日で
明日もきっと今日と変わらない。
明日もきっと下向きで
上向きの日々を想像できない。
下向きでも立ち止まらず
足元をたしかめながら進めばいっか。
きっと明日も、おひさまが
足元を照らしてくれる。
余談_φ(・_・
アカンアカン。
沈んでもてる。
一緒に出かける予定のところへ
一人で行く。さびしい。
静寂に包まれた部屋
ここは海の中なのか。
うまく呼吸ができず
身体に水圧がかかって進めない。
何も聞こえず何も口から発せず
自分の声が脳裏にだけ響く。
どうしたらいい。
何ができる。
静寂の中で自問自答を繰り返し
現状を過去にしたくて生き急ぐ。
昨日と変わらぬ今日を繰り返し
変わらぬ今日を生き急ぐ。
余談_φ(・_・
明日が今日と違ってほしいと
明日を楽しみにしてほしいと
“明日のパン”を買いに行く。
通り雨
灰色の雲の塊が現れたと思ったら
サーッと雨を落として行った。
大気が不安定のせいで
しわ寄せができてしまったようだ。
雨雲レーダーが先に教えてくれたから
私は濡れずに済んだ。
体調を崩して二年経つ娘が言うには
過去の記録データを元に
心模様レーダーが反応するらしい。
今動くと悪化するから出かけるなと
先に教えてくれるって。
折り畳み傘を持って出るとか
その対処法はないの?
心晴れる傘を持って出かけよう。
窓から見える景色
窓の外の景色は流れていて
私のいる部屋は滞っている。
そのせいで空気も淀んでいて
息苦しい。
扇風機をつけて淀みを掻き回すと
窓から秋風が混ざり込んで
息苦しさを薄めてくれた。
窓から見える景色は
トンボが気持ち良さそうに飛んで
青々とした空が広がっていた。